OIST Staff Collaborate on RIKEN’s Training Program for New Graduate Employees

2026年4月6日、理化学研究所の和光本部棟において、「研究者の活動の内幕と背景を学ぶ」と題する新卒新入職員研修のワークショップが、OISTスタッフにより実施されました。

本ワークショップは、理化学研究所が「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択大学OISTの参画機関のひとつであることから、OISTの「大学職員向け勉強会」のプログラムをベースに提供されました。

OIST Staff Collaborate on RIKEN’s Training Program for New Graduate Employees

ワークショップの内容は、講義・グループディスカッション・個人ワークを段階的に組み合わせることで、理解 → 内省 → 自己定位へと自然に思考が深まるよう、緻密にデザインされ、OISTプロボスト補佐(研究関連調整担当)の島貫瑞樹がプレゼンターを、OIST人事ディビジョン・能力開発セクション・マネジャーの永井あゆみがファシリテーターを務めました。

島貫は、研究現場・制度設計・政策の接点を熟知した立場から、研究組織や研究者のキャリア、科学と技術、基礎研究と応用研究の関係、論文・査読・学会といった研究活動の内幕から、研究倫理・安全、研究資源と研究支援、科学技術政策といった研究活動の背景まで、わかり易く俯瞰して説明し、抽象論ではなく現実に即した構造的理解が得られる講義を提供しました。また、永井は、コーチングの専門家として、参加者がそれぞれのトピックを自ら考え、言語化し、他者の視点と照らすプロセスを丁寧に支えました。この分業と協働により「情報量の多い講義に埋もれる」「価値観議論で終わる」などの失敗を避け、参加者の実務に結びつく深い納得感と主体性を引き出すワークショップの進行が実現しました。

参加者からは、研究を制度・組織・社会に支えられた営みとして理解できたこと、直接間接の研究支援職員として「研究機関の中での自分の立ち位置」を考え、研究者に寄り添った役割意識が明確になったこと、将来のキャリア像を主体的に考えるきっかけになったことなど、多くの前向きな声が寄せられました。また、理化学研究所の人事研修担当者からも、これまで所内に無かった内容の研修として、その効果が高く評価されました。

本ワークショップは、科学技術に対する理解増進を通して研究支援人材の基盤的能力を育成するユニークなプログラムとして、今後も改良を加えながら、学内および全国へ継続的に展開されます。