OIST 客員プログラム

Visiting Program Logo

はじめに

2022年3月の開始以来、OISTは客員プログラムを通じて 130以上の機関から263名の研究者を受け入れてきました。そのうち 63名のビジティングスカラーが3〜12か月の間OISTに滞在し、共同研究を推進しています。これまでに、97本の共同論文、71件の一般向け講演、123件の研究セミナーのほか、ワークショップ、学生向けコース、キャリア講演、アウトリーチ活動など、多彩な成果が生まれています。

OISTの客員プログラムでは、現在、2027年度テーマ別プログラム(プレプロポーザル締切:9月15日)、2026年度ビジティングスカラー(応募締切:9月15日)、2025年度国内ビジター(随時募集)について参加者を募集しています。
 

訪問者リスト

現在キャンパス内にいるビジティングスカラー、今後および過去の訪問者をこちらから確認できます。

現在募集中のプログラム

  1. 国内ビジター(2025年度)
    • 柔軟な滞在期間(分野不問)
    • 随時募集(ローリング方式)

詳細は以下のページおよび概要資料をご覧ください。
https://www.oist.jp/visiting-program/application (英語)

2027年度のビジティングスカラー募集および2028年度のテーマ別プログラム募集は、2026年7月に開始される見込みです。

 

プログラムと応募の概要
このウェブサイトの全ページ一覧は、右上のサブメニューをご覧ください。
blackboard full of mathematical formulae
ビジティングスカラー

独立研究者の長期個別滞在プログラム

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テーマ別プログラム

2名以上の研究者グループによる滞在プログラム

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Mt. Fuji and Yoshino cherry blossoms
国内ビジター

日本国内の研究者による柔軟な滞在プログラム

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Information for Visitors

成果

OIST客員プログラムに関する統計、出版物、その他の成果については、こちらのページをご覧ください。

ベルリンを拠点とするMatthias Riling教授とHenning Sprekeler教授はOISTの客員プログラムを通じて知り合い、このたびNature Careersに掲載された記事”From bench to big boss: mitigating the widening gap between PI and lab”を共同執筆しました。両者は同じ都市にいながらも研究分野が異なるため、OISTの客員プログラムがなければ出会う機会がなかったかもしれません。OISTでの滞在がどのようにして予期せぬコラボレーションへとつながったのか、その全貌はこちらからご覧いただけます。(OISTキャンパス内からのみアクセス可能)

Prof Matthias Rillig and Henning Sprekeler co-authored an article in Nature Careers

 

TSVPビジティングスカラーのMiguel Bastos Araújo氏は、9月4日、イギリス生態学会(British Ecological Society)より気候変動研究に関するマーシュ賞(the Marsh Award for Climate Change Research)の受賞者として選出されました。
同氏の気候変動研究における顕著な業績が称えられたものです。

Miguel Marsh Award by British Ecological Society

 

2023年6月、学術誌Natureに「タコの睡眠は人間と驚くほど似ている」という記事が掲載されました。TSVPビジティングスカラーのLeenoy Meshulam氏、OISTのSam Reite教授と彼のチームによるものです。
Leenoy氏は2022年から2023年にかけて理論科学客員プログラム(TSVP)を通じてOISTを訪問しました。詳細については以下の動画やこちらのニュース記事をご覧ください。

 

一般向け講演

こちらのYouTubeプレイリストにはTSVPおよびEVSPトークのアーカイブがまとめられています。これらの講演は一般の方を対象としており、ブラックホールや数学、神経科学、さらには量子情報に至るまで幅広いテーマを扱っています。

ポッドキャスト

OISTでポッドキャスター・イン・レジデンスをしているDJニック・ラスカムさんが、OISTの理論科学客員プログラム「TSVP」について紹介します。
同プログラムのコーディネーターであるヨナス・フィッシャー博士や、シモーネ・ピゴロッティ准教授に、TSVPが何なのか、そして実際に同プログラムを利用してOISTに滞在している客員研究員にも、実際の滞在がどんなものかについて話を聞いています。このエピソードを聴けば、なぜ来訪者たちが「世界にこれ以上のサバティカル・プログラムはない(中川震一)」、「世界トップクラスの研究者が集まったOISTの多様性(Malgorzata Lagisz)」と語っているのかがわかります。(英語のみ)

 

2回目のエピソードでは、DJニック・ラスカムがOISTの研究員であり2024年3月に行われたテーマ別プログラム”The Future of Response Diversity and Ecosystem Stability“のサイエンティフィック・コーディネーターであるサムエル・ロス博士、シドニー大学の研究員で第1回テーマ別プログラム” Exact Asymptotics: From Fluid Dynamics to Quantum Geometry”(2023年8月1日~10月28日実施)のコーディネーターを務めたHarni Desirju博士に話を聞きます。
さらにTSVPの生みの親の一人であるOISTの理論物理学者ニック・シャノン教授にもインタビューしています。(英語のみ)

 

3回目のエピソードは、TSVPでOISTに滞在する研究者たちがどのような生活を送っているのか、その1日をDJニック・ラスカムと一緒に体験できる内容になっています。オフィスでTSVPプログラムを運営するメンバーと出会ったり、客員研究者たちの研究に関する話を聞きます。TSVPプログラムに参加しているような気分を体験してください。

 

Graphic of Japanese Podcast called Ken en no Naka

OISTを訪れた加藤郁佳さんが、自身が科学や科学に関連するトピックについて日本語で語るポッドキャスト「研エンの仲」でOISTでの体験について語りました。2024年9月4日配信のエピソードで、彼女の体験をぜひお聴きください。SpotifyApple podcastsPocket Casts