取り組んでいる課題
私たちは、血液腫瘍および固形腫瘍に対するCAR-T細胞療法における、2つの独立した市場課題の解決を目指しています。
CAR-T細胞製造上の課題: CAR-T細胞の製造工程におけるCARの恒常的発現は、体外増殖(ex vivo 拡大培養)中のトニックシグナリング(自発的シグナル伝達)と早期の疲弊を引き起こします。さらに、T細胞同士の共食い(フラトリサイド)が収率を悪化させ、高額な製造バッチの不適合(失敗)を誘発します。自家CAR-T細胞の製造バッチが1回失敗するごとに40万米ドルのコストが発生し、採血から投与までの期間(Vein-to-Veinタイムライン)が約1ヶ月長期化します。
サイトカインアーマード技術に伴う毒性: 多様なサイトカインを分泌させてCAR-T細胞を「武装化」するサイトカインアーマード技術は、細胞の生存維持と抗腫瘍活性を向上させます。しかし、サイトカインが恒常的に発現することで、サイトカイン放出症候群(CRS)を含む重篤な毒性のリスクが高まる可能性があります。