微生物・生態系生態学ユニット 土壌微生物群集は、植物の成長と健康を維持し、炭素および栄養循環を駆動するなど、生態系機能において重要な役割を果たしています。微生物の活動の多くは長い間謎に包まれていましたが、近年発展の著しい分子生物学的手法によって、様々な機能が明らかになってきました。また、化学分析などと組み合わせることで、物質循環における微生物活動の寄与も可能になってきました。気候変動や土地利用変化などの様々な環境変動が起こる中、私たちの研究室は、これらの環境変動が、植物や動物との共生菌・病原菌を含む微生物群集ををどのように変化させるか、さらに物質循環機能の変化を通じて気候変動に対してどのようなフィードバック効果をもたらすのか理解することを目標に研究を進めています。 龍見 史恵 Research Members Join the lab Diversity and Inclusion Publications 今後のイベント ユニットのニュース 教員 龍見 史恵 シェア: 関連記事 動く遺伝子、トランスポゾンが進化の謎を解く鍵に シロアリ45種とゴキブリ2種のゲノム解析から、進化の長い歴史の探求における新たな道しるべを示しました。 希少な寄生植物が秘める進化の謎 アジア太平洋地域に生息する希少な寄生植物、ツチトリモチ属。その特異なゲノムを解析した結果、寄生植物の進化の過程と、 光合成能力を失ってからも葉緑体が担い続ける驚くべき役割が明らかになりました。 がん細胞は「時間の感覚」を失うことにより細胞分裂を続ける 分裂期ストップウォッチに関する新たな知見が、がん細胞が細胞死や細胞分裂停止を逃れて増殖する仕組みを明らかにしました。 複雑な生命は従来の想定より早く進化していたことが判明 新たな証拠に基づく進化モデルが、複雑な生命の始まりをかつてない精度で解明しました。 アオリイカの巧妙な擬態の仕組みに迫る 捕食者を欺くために、アオリイカが使い分ける多彩な擬態行動の全容が明らかになりました。 もっと見る 専門分野 生化学 生物情報学 植物学 生態学 環境科学 進化生物学 ゲノム科学、ゲノミクス 分子生物学 生物学 同分野の研究ユニット 微生物生命体動態グループ 定量マクロ生態学グループ 分子生物工学グループ 中心体動態・進化グループ 太陽地球環境・気候ユニット 生物デザインユニット 海洋物理・工学ユニット モデルベース進化ゲノミクスユニット 海洋構造生物学ユニット 研究ユニットを探す
希少な寄生植物が秘める進化の謎 アジア太平洋地域に生息する希少な寄生植物、ツチトリモチ属。その特異なゲノムを解析した結果、寄生植物の進化の過程と、 光合成能力を失ってからも葉緑体が担い続ける驚くべき役割が明らかになりました。