OISTアクセラレーター採択スタートアップ2社と菊之露がMOUを締結

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の2025年度アクセラレータープログラムに採択されたスタートアップ2社、StroutおよびTlaloc Blueは、宮古島を代表する泡盛酒造メーカー・菊之露酒造株式会社との間に覚書(MOU)を締結いたしました。3者は連携のもと、泡盛製造過程で生じるもろみ粕(カシジェー)をマングローブガニの飼料へとアップサイクルし、陸上養殖によって高付加価値な水産物の生産を目指します。

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の2025年度アクセラレータープログラムに採択されたスタートアップ2社、株式会社ストラウトおよび株式会社TLALOC BLUEは、宮古島を代表する泡盛酒造メーカー・菊之露酒造株式会社との間に覚書(MOU)を締結いたしました。3者は連携のもと、泡盛製造過程で生じるもろみ粕(カシジェー)をマングローブガニの飼料へとアップサイクルし、陸上養殖によって高付加価値な水産物の生産を目指します。 

菊之露は宮古島の気候と風土のもとで伝統の泡盛を製造するメーカーとして知られていますが、蒸留工程で発生するもろみ粕(カシジェー)の処理・再利用は長年の課題となっておりました。今回の連携では、この廃棄物を地域の資源として再定義し、サーキュラーエコノミーの実現へ向けた具体的な取り組みが始動いたします。 
 
Tlaloc Blueは、昆虫・ミミズ・微細藻類を活用した独自の生物学的アップサイクル技術を用いて菊之露のカシジェーを栄養豊富なマングローブガニ用飼料へと転換いたします。Stroutはその飼料を活用し、独自の陸上養殖技術によってマングローブガニの育成を担います。 
 
マングローブガニは養殖の難度が高く自然界での生息数も限られているため、現在は高級食材として流通しております。本プロジェクトが軌道に乗れば、宮古島における新たな養殖産業の確立と地域経済の活性化につながる可能性があります。OISTアクセラレーターが培ったネットワークと技術支援が、地域産業との連携を通じて実社会での実装へと結実した事例として、今後の展開が注目されます。 

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