SCOREで女子高校生がハイスコア

OISTにて「第2回スコア! サイエンスinオキナワ: 起業のための研究能力」が開催され、県内の高校から13チームが参加し、優れた発表を行いました。

 11月2日(土)にOISTにて「第2回スコア! サイエンスinオキナワ: 起業のための研究能力」が開催されました。上位3位に入賞したのは、抗ウイルス作用含有の栄養ドリンクの開発、「数覚」による初等教育支援に関する研究、沖縄のランを活用し未来を切り拓く研究の3つのプロジェクトです。スコアは高校生を対象とした、他とはひと味違う科学イベントです。プロジェクトの科学的な内容だけではなく、プレゼンテーションの技術やプロジェクトを活用した事業化のアイディアなどが評価の対象となります。今回の参加者の75%以上が女学生でした。審査員の1人、琉球大学の外間登美子副学長は、「これだけの数の女子高校生が関心を持って取り組んでいることは、女性リサーチャーを育てる仕事をしている私にとって特に嬉しいことです。彼女たちが大学に行った時、社会に出た時、今のような関心と志を持って研究や仕事ができるような環境を作りたいと思っています。」と感想を述べられました。

 一日を通して、参加した13チームが優れた発表を次々に行い、米国総領事館や教育界、産業界からなる審査員団は優勝者を決めるのに頭を悩ませました。優勝したのは、「小豆とハチミツを使用した抗ウイルス作用含有エナジードリンクの開発」を発表した国立沖縄工業高等専門学校のチームで、優勝賞品として米国サンフランシスコのシリコンバレーへの研修旅行が贈呈されました。2位は、沖縄県立開邦高等学校の「数覚」による初等教育支援に関する基礎的研究」、3位は沖縄県立中部農林高等学校の「未来に繋げ!レキオスハートに想いをのせて~沖縄の野生ランを活用したプロジェクト~」となりました。特別賞は、沖縄県立球陽高等学校の「沖縄の野生ラン ダイサギソウの研究 ~手軽にできる播種実験と沖縄の土壌別発芽実験~」に授与されました。

 スコアはOIST、在沖米国総領事館、沖縄県の連携のもと開催されました。本イベントが沖縄の若い科学者にとって忘れがたい日となるよう、ご後援・ご協賛いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。

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