ハイサイ・ラボ 2026

ハイサイ・ラボ 2026 に沖縄県内の女子高校生17名が参加しました。

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2026年2月21日(土)~22日(日)の2日間、沖縄県内の女子高校生を対象としたワークショップワークショップHiSci Lab(ハイサイ・ラボ)2026が開催され、沖縄県内の女子高校生17名が参加しました。このワークショップは、女子生徒のSTEM(科学、技術、工学、数学)分野への関心を高めることを目的に行われています。

ハイサイ・ラボ  2026 は、OIST Foundation(OIST財団)に設立された 「仲宗根松郎・ツル子基金」 のご厚意あるご支援により実現しました。
また、沖縄県の支援により、石垣島から1名の生徒が参加することができました。

ハイサイ・ラボ  2026では、「音♪に包まれて、自分と科学がつながるとき」 をテーマに実施し、私たちの身の回りにある、さまざまな「音」に注目し、音がどのように聞こえるのかという基礎的な理解を入り口に、物理学や生物学、生態学など、OISTの多岐にわたる研究分野と「音」とのつながりを探りました。
参加者たちは、日常にある身近な現象を科学的な視点から見つめ直しながら、自分と科学との接点を発見する2日間を過ごしました。

20260221-22 HiSci-Lab 2026 Opening

ワークショップでは、女性ロールモデルとして、沖縄県出身のOIST博士課程学生 知念 理子さん(進化・細胞・共生の生物学ユニット) やパキスタン出身のSharon Babarさん(シナプス生物学ユニット)によるキャリアトークを行い、博士課程を志したきっかけや、現在取り組んでいる研究について紹介し、研究の面白さやOIST進学までの道のり、挑戦することの大切さについて語られ、参加者に勇気を与える時間となりました。

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シナプス生物学ユニットに所属するOIST博士課程学生 Sharon Babar さんよるキャリアトーク
シナプス生物学ユニットに所属するOIST博士課程学生 Sharon Babar さんよるキャリアトーク

また、OIST准教授の 河野 恵子先生 による講演「細胞膜の傷と老化」 が行われました。講演では、細胞を包む膜が日々どのようなダメージを受け、それを修復する仕組みが私たちの健康や老化との関わりについて、生命科学の視点から紹介されました。また、膜生物学ユニットを訪問し、OISTで実際に最先端の研究を行う場を見学することが出来ました。

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膜生物学ユニットを率いる、OIST准教授の河野 恵子先生による講演ー「細胞膜の傷と老化」
膜生物学ユニットを率いる、OIST准教授の河野 恵子先生による講演ー「細胞膜の傷と老化」

さらに、統合群集生態学ユニットのスタッフサイエンティスト、Samuel Rossさんによる講義では、音を使って生態系を観測する研究が紹介されました。沖縄において、島全体に広がるセンサーネットワークを活用して音を記録し、その場所ならではの「サウンドスケープ」を通して生態系の変化を調べる研究について紹介がありました。講義では、音が生きものや自然環境を知る手がかりになること、そして身近な自然が最先端の研究対象となり得ることが伝えられました。

ハンズオン活動では、量子情報物理実験ユニットに所属する博士課程学生、大矢 秀真さんによる「スピーカーから見る物理の世界」と題する講義から始まり、スピーカーの基本的な仕組みや、音がどのように再生されるのか、さらにスピーカーの周波数特性を測定する方法などが紹介されました。最後には、参加者一人ひとりが自らスピーカーを組み立てられるよう学びました。

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量子情報物理実験ユニット に所属するOIST博士課程学生 大矢 秀真 さんよるハンズオン活動
量子情報物理実験ユニット に所属するOIST博士課程学生 大矢 秀真 さんよるハンズオン活動

参加者は2日間を通して、「音」という身近なテーマで、様々な科学分野にふれながら、OISTで活躍する研究者との対話を通して、日常にある現象を科学的に考える視点や、新しい知見に出会う機会となりました。
また、同じ関心を持つ仲間と時間をともにする中で、生徒たちの間には自然とつながりが生まれ、互いに刺激を受けながら学びを深めるワークショップとなりました。

以下、参加者からの声:

「今回のハイサイラボでの活動を通して、普段では関われないような人と関わり、友達も増え、人としても成長を感じられたと思います。」

「今回のイベントに参加して私なら気づかない些細なところに疑問をもち、それを解明するために研究している方々たちの講演を聞いて、とても影響を受けました。今後、私も進路選択で悩んだ時には自分の気持ちを大切にしていきたいと思いました。」

「女性科学者の方の話を聞いて、これから色々な経験を積み重ねていき、進路を選びたいと思うようになった。」

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宿泊施設「ホテルみゆきビーチ」での写真
宿泊施設「ホテルみゆきビーチ」での写真

本ワークショップは、多くの皆さまの温かいご支援とご協力により、沖縄県内の生徒たちに新たな学びと出会いの機会を届けることができました。ご支援・ご協力を賜りましたすべての関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。

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