OISTの教授2人が2026年SPIEフェローに選出

ウィリアム・ジョン・マンロ教授とシーレ・ニコーマック教授、光学・フォトニクス分野における先駆的研究が評価される

この度、沖縄科学技術大学院大学(OIST)のウィリアム・ジョン・マンロ教授とシーレ・ニコーマック教授が、国際光工学会(SPIE)の2026年フェローに選出されました。SPIEフェローは、光学およびフォトニクス分野における最高水準の専門的評価であり、2026年は卓越した技術的成果および分野へのリーダーシップが認められた40人が選出されています。 

両教授は、OIST量子技術センター(OIST Center for Quantum Technologies:OCQT)のメンバーとして、社会にインパクトをもたらす量子技術の実用化と、量子世界の理解と制御を深化させることに取り組んでいます。マンロ教授はOIST量子工学・デザインユニットを率い、将来の量子技術の設計・工学において、理論と実用化のギャップを埋める研究に注力しています。最近の研究例としては、量子センシングおよび通信における超放射の有望性や、エネルギー効率の高い量子機械学習のためのボソンサンプリングの実用的な応用があります。 

ニコーマック教授は、OIST量子技術のための光・物質相互作用ユニットを率いています。同ユニットの研究は原子物理学と光学物理学に及び、特に中性原子を用いた量子技術の理解と応用、ウィスパリング・ギャラリー共振器、そして光とさまざまな微小系との相互作用に焦点を当てています。最近の研究には、X線マイクロCTを応用し、3次元カオス的マイクロキャビティを非侵襲的に観察などがあり、カオス、非線形光学、量子フォトニクス研究に新たな展開をもたらしています。 

「SPIEとの関わりは私にとって非常に有意義な経験でした。SPIEの運営委員会への参加やOIST Student Chapterの支援、日本国内外での会議運営への協力を通じて、研究ネットワークを広げるとともに、コミュニティに還元することができました。このような形で評価していただき、大変光栄です」と、ニコーマック教授は語っています。 

マンロ教授も、SPIEが自身のキャリアに果たしてきた役割について、 「SPIEは、私にとって四半世紀近くにわたり、研究の拠点となってきました」とコメントしています。 

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