2015-12-14

第4回SCORE! 若き科学者がOISTに結集

 2015年12月12日、高校生を対象とした科学コンテスト「第4回 SCORE!」が沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催され、沖縄県内の高校10校から14チームが参加しました。本コンテストは他とはひと味違う科学イベントです。高校生が発案したプロジェクトは、その科学的な内容に留まらず、発表者のプレゼンテーション能力や、事業化の潜在性といった観点からも評価されます。

 各チームの発表内容は科学的観点および事業化の可能性といった点においても示唆に富む大変優れたもので、イベントは大盛況で幕を閉じました。

 この度の参加チームは、プロジェクトの内容、発表力ともに極めてレベルが高いことからいずれも甲乙付け難く、米国総領事館や教育界、産業界からなる審査員団は優勝者を決めるのに頭を悩ませました。 

 当日午後、緊張が高まる中いよいよ受賞者の発表。見事グランプリに輝いたのは「効率の良い海ブドウ養殖の方法」について発表してくれた球陽高校です。優勝チームは賞品として米カリフォルニア州への研修旅行を手に入れました。準優勝は「アンパルにおけるノコギリガザミの季節変化」の研究で八重山高校、3位は「沖縄、あの場所、このアプリ!~沖縄県観光振興のための北部自然地域活用の一提案~」の発表で名護高校が獲得しました。

 特別賞は、「亜熱帯島嶼における水生昆虫の生活史と食用昆虫の完全養殖への挑戦」をテーマに研究をおこなった辺土名高校が受賞しました。

 さらに2つの賞が、球陽高校からの別のチームが発表した「薄貝加工品のモデルとしてのヤコウガイの物理化学的解析」と、首里東高校の「科学への興味・関心と探究心を深めるための実践 - サイエンス・カレンダーの活用を通して」に送られました。

 SCORE!は、OISTおよび在沖米国総領事館、ならびに沖縄県との連携により開催されました。沖縄県の若い科学者にとって特別な日となった本イベントの開催にあたりご後援・ご協賛賜りました皆様に心より感謝申し上げます。

 優勝チームのリーダーを務めた天久飛向さんは、「優勝して嬉しい。感謝の言葉を荒川先生、苗を提供してくれた業者さんなどお世話になった方々に伝えたい」と、喜びを語ってくれました。

 審査員の一人を務めたOIST植物エピジェネティクスユニットのポストドクトラルスカラー宮崎裕士博士は、「研究による技術を使って何を生み出すかというのが競争。この観点を持って頑張って欲しい」 と、実用化の可能性を探る重要性を強調しました。

(ニール・コールダー)

広報や取材に関して:media@oist.jp