のぞいてみよう、科学の世界:こどもかがく教室2013

8月12~16日にかけて、恩納村・OISTこどもかがく教室がOISTが所在する恩納村のふれあい体験センターで開催されました。

 8月12~16日にかけて、恩納村・OISTこどもかがく教室がOISTが所在する恩納村のふれあい体験センターで開催されました。こどもかがく教室はOISTと恩納村が共同で開催する、夏休み恒例の小中学生向け体験学習型プログラムで、今年で4年目に突入しました。初年度の2クラス40名からこの4年間で大幅に人数が増し、今年は112人もの好奇心あふれる生徒が参加しました。また、今年は新たに幼児クラスと中学生クラスも導入され、より一層にぎやかになりました。

 こどもかがく教室のプログラムは5種類あり、OISTの研究者を中心とするボランティアと恩納村の小中学校の教諭が共同で授業を教えました。参加した生徒たちは、みのまわりのいきものたち、沖縄の地上のいきものと自然、野菜やくだもので実験だ!、脳とロボット、おもしろ物理研究室というテーマのもとに学年別にグループに分かれて勉強しました。授業は、虫取り、DNAを見る実験、ロボットのプログラミングなど、毎日面白く楽しい内容でみりだくさんでした。中には量子力学の基本講座などの難しい内容もありましたが、この世界の不思議な現象に圧倒されて興味津々な様子がうかがえました。

 今年のこどもかがく教室も、生徒・教師陣ともに楽しむことができるような盛況ぶりで、「今日は何をするのかなあ」と毎日楽しみに来る生徒たちの姿が印象的でした。脳とロボットのクラスを教えた金城健さんは、「一週間という短い期間だが、単に知識を得てもらうだけではなく少しでも子供たちに自分で考えて、何かを作り上げる体験をしてほしかった。中にはその楽しみを分かってくれた子がいたみたいで、とても嬉しかった。この経験を子供たちが今後も活かしてくれるとありがたいです。」と語っていました。また、こどもかがく教室事務局の照屋友彦さんは、「内容もOISTの外国人スタッフの増加に伴い年々国際的になり、英語で行われるクラスも増え、図らずも科学の教室であると同時に国際的なプログラムとなってきました。改めてご協力いただいた恩納村役場、OIST関係者、保護者のみなさんに感謝致します。」とコメントしていました。

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