メンバー募集

mmu Open Positions 01

大進化ユニットへようこそ

本ユニットは、進化生物学における概念的・理論的課題に取り組む研究室です。
長期的な多様性構造を、理論と実証の統合によって解明します。



研究内容
• 多様化の限界と系統不均衡
• 絶滅と再多様化の動態
• 機能制約と形態空間構造
• 初期脊椎動物の進化
• ニシン目の分類学と種分化
• ゲノムによる生物地理と群集形成

沖縄での調査や分類学的研究は、理論検証のためのデータ基盤構築として位置づけています。



応募対象

生物・物理・工学・数学・情報・地学など、学際的背景の応募者を歓迎します。
概念的思考統合志向のある方に適した研究環境です。



応募区分別ガイド

博士課程

入学時の特定スキルは不問。概念的関心・科学的思考・学習意欲を重視。
独立した博士研究テーマを設計・主導します。

ポスドク

1分野の専門性+独立研究への意欲。理論志向/実証志向いずれも歓迎(概念駆動を重視)。

インターン

全背景から応募可。プロジェクト参加+独自テーマ可。
成果に応じて共著・筆頭著者、修了後の継続可。



期待されること/期待されないこと

期待:理論重視、学習支援、自立、学際協働
不期待:保全・モニタリング中心、補助作業のみ、単一手法限定



資金・採用

博士課程

OIST PhD Program による5年間フルサポート(年2回公募)。

ポスドク

ユニット枠+外部フェローシップ支援(例:JSPS 等)。

インターン

ユニット/学内/所属機関/外部資金。年2回公募ルートあり、資金確保時は随時受付可。



よくある質問(FAQ



魚が専門でなくても応募できますか?

はい。
本研究室では魚類を主要なモデル系として使っていますが、目的は一般的な進化理論の構築です。魚類の経験がなくても、進化の大きな問題に関心があり、理論的・統合的に考えたい方であれば、分野を問わず歓迎します。



応募時に特定の技術や専門スキルは必要ですか?

PhD学生やインターンについては、特定のスキルを持っていることは必須ではありません。重視するのは、好奇心、思考力、そして理論的な関心です。

ポスドクについては、いずれかの分野(例:化石研究、系統解析、理論、バイオメカニクス、ゲノミクス、生態学など)での専門性と、それを活かして独立した研究テーマを展開する意欲を期待します。



理論の研究室ですか?それとも実証の研究室ですか?

両方です。
私たちは「データから理論をつくり、理論をデータで検証する」研究室です。実際の生物やデータを扱いますが、目的は個別の記載ではなく、一般性のある進化の原理を明らかにすることです。



自分のテーマを持てますか?

はい。
PhD学生は研究室の枠組みの中で、自らの博士課題を立ち上げます。
ポスドクは、独立した研究テーマを主導することが期待されます。
インターンは既存プロジェクトに参加しつつ、指導のもとで独自のサイドプロジェクトを展開できます。



インターンでも論文の著者になれますか?

はい。
知的または分析上の貢献があれば、インターンであっても著者になります。
あなたが主導し、私が指導する形で進めた研究であれば、第一著者になることも可能です。インターンは「手伝い」ではなく、研究者として扱われます



どんな人がこの研究室に向いていますか?

以下のような人です:
• 「どうやって」よりも「なぜ」に興味がある人
• 分野を横断することを楽しめる人
• 化石・現生生物・理論をつなげて考えたい人
• 指示を待つより、自ら問いを立てたい人

必要なのは「正しい経歴」ではありません。
必要なのは思考力と主体性です。



海でのフィールドワークは必須ですか?

いいえ。
沖縄での野外調査に関わるプロジェクトもありますが、必須ではありません。分析、統合、理論的研究も同様に重視しています。



英語力はどの程度必要ですか?

OISTのPhDプログラムでは、英語スコアが入学条件として求められます。
研究室としては、来日時に流暢でなくても、滞在中に大きく伸びる学生やインターンも多く受け入れてきました。重要なのは、意欲とコミュニケーションの姿勢です。



資金(給与・生活費)はどうなりますか?
PhD学生:OIST PhDプログラムより5年間の給与支給(年2回募集)
ポスドク:ユニットからの支援がある場合があります。また、JSPS等の外部フェローシップ申請を積極的に支援します
インターン:ユニット資金、OISTプログラム、所属大学、外部資金など、さまざまな形で支援されることがあります

不明な点があれば、まずはご相談ください。



応募書類には何を書けばいいですか?

以下を重視してください:
• あなたが面白いと思っている問い
• この研究室でやってみたいこと
• あなたの考え方

技術リストよりも、知的な方向性を知りたいと考えています。



海洋生物学の研究室ですか?

いいえ。
魚類は手段であって目的ではありません。私たちは魚を使って、進化の一般理論を研究しています。もし、特定の海洋生物そのものを対象とした研究を希望されている場合、本研究室は最適な選択ではないかもしれません。



お問い合わせ
入室を希望される学生・研究員・インターンの方は、研究関心と志望理由を簡潔にまとめ、Lauren Sallan 教授までご連絡ください。