QIE2025ワークショップが沖縄で開催
先週、OIST量子技術センター(OCQT)にて、第2回国際量子情報工学ワークショップ(QIE2025)がOISTシーサイドハウスで開催されました。本ワークショップは、日本応用物理学会(JSAP)量子情報工学研究会と沖縄科学技術大学院大学(OIST)の共催で行われ、国内外から招待講演者、参加者、運営者を含む約60名が参加し、7か国・25の研究機関を代表する研究者が集まりました。
QIE2025では、量子情報工学分野の最先端の研究成果の発表や意見交換が行われ、分野の現状と将来展望について活発な議論が行われました。ワークショップで取り上げられたテーマは以下の通りです:
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量子計算
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量子ネットワーク
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量子アルゴリズム
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量子シミュレーション
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量子センシング
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量子ミドルウェア
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量子デバイス向け新規量子システム
3日間(2025年10月8日〜10日)にわたり、口頭発表とポスター発表が行われました。招待講演者は40分の講演(質疑応答含む)、寄稿講演者は20分の発表を行い、ポスター発表者は研究内容を展示し、参加者との活発な議論を行いました。
ワークショップは齊藤志郎(NTT)氏を議長として開催され、OIST、理化学研究所、東京大学、横浜国立大学など日本各地の研究者からなる委員会が運営にあたりました。共催には、横浜国立大学先端科学高等研究院量子情報研究センター(QIC)、応用物理学会量子エレクトロニクス研究会、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)ムーンショット型研究開発事業部 目標6が参加し、日本物理学会(JPS)の後援を受けました。
沖縄の美しい海岸を背景に、参加者はリラックスした雰囲気の中で交流し、最新の研究成果を共有するとともに、国際的な共同研究の可能性について意見交換を行いました。
QIE2025は、OISTが量子技術分野における国際的な研究協力を推進し、日本と世界の研究者をつなぐ場としての取り組みをさらに強化する重要な機会となりました。