2019-06-20

OISTが世界の研究機関ランキングで日本一に ー Nature Index正規化ランキング

 Nature Index年間ランキングは、質の高い論文数で世界の研究機関をランキングするものです。その最新版に、初めて、機関の規模で正規化する「正規化ランキング」が加わり、沖縄科学技術大学院大学(OIST)は世界で第10位にランクインしました。日本の研究機関ではトップとなります。トップテンにはBRIDGEネットワークに参加している他の3研究機関も入っています。

 この新しいランキングでは、各機関の論文発表数ではなく、自然科学分野の論文数に占める質の高い論文の割合を算出しています。この指標を用いることで、これまでとは全く異なる学術機関のリーダーが見えてきました。

 Nature Indexの創設者であるデイビッド・スウィンバンクス氏は次のように述べています。「今年から採用した正規化ランキングによって、大規模な研究機関を相対的に上回る、一部の小規模な研究機関の存在が明らかになりました。

 トップ10にランクインした小規模な研究機関にはいくつかの共通した特徴があります。世界最高水準を目指すミッション・ステートメントに示されるような野心、異なる分野間の連携によって持たされる学際性、また一部ではノーベル賞受賞者による支援です。」

 Nature Indexトップ100ランキングでは、論文数を算出するアーティクル・カウント(AC)と、論文に対する機関の貢献度を測定するフラクショナル・カウント(FC)というカウント法に基づいています。

 これに対し、新たな正規化ランキングでは、デジタル・サイエンス社が提供するDimensionsデータベースのデータを用い、各機関の自然科学論文総数に占めるFCの割合を考慮し算出しています。

 OISTのピーター・グルース学長は次のようにコメントしています。「今年のランキングにOISTがランクインしたということは、まだ創設から間もない大学であっても、適切な条件がそろえば世界レベルの研究が可能であるということを示しています。本学に対する日本政府の強力な支援と、世界的な科学者たちの指導なくしては、このような結果は出せませんでした。

 また今回のこの順位は、本学が強く推進する学際性と協働体制に加え、OIST研究者の質の高さ、教員やスタッフの熱心な仕事を証明するものでもあります。今後も引き続き世界トップレベルの科学者を輩出し、世界トップレベルの科学研究を追求していかなければなりません。」

 Nature Indexの全正規化ランキングはこちらをご覧ください。

 その他、よくある質問などの詳しい情報はnatureindex.comをご覧ください。

訂正: 2019年8月6日、Nature Indexを発表するシュプリンガー・ネイチャー社より、Nature Index 2019 年間ランキングの計算に影響を及ぼす論文の欠如があったとの報告がありました。除外されていた論文を含めて再度計算した結果、OISTは正規化ランキングで世界9位となりました(訂正前は10位)。

 

画像:© Springer Nature