G0(ジーゼロ)エッセンシャル(GZE)遺伝子とスーパーハウスキーピング(SHK)遺伝子及び、その関係性

2018-08-16
Ipsita Herlekar

G0期に特異的に必要な85個の遺伝子群「G0エッセンシャル(GZE)遺伝子」とG0期での増殖能維持に必須な81個の遺伝子群「スーパーハウスキーピング(SHK)遺伝子」を比較すると、GZEの中で最も増殖能低下を示した「Nem1脱リン酸化酵素」が欠如した分裂酵母株では核の変形が起きており、オートファジー(Autophagy)経路を阻害すると核の変形が改善され、増殖能も回復することがわかった。SHKの内、Nem1酵素がリン酸化を行う標的タンパク質として「Ned1/lipin遺伝子」があるが、窒素源除去後にNem1によって脱リン酸化されることが明らかになった。さらに、人工的に変異を誘発させたNed1/lipinの変異株は Nem1のない株と同様の増殖能低下と核異常を示すことがわかり、これらの異常もオートファジー経路を阻害することで改善することがわかった。Nucleophagy: 核に対する自食作用。Nem1のない株では核の変形を引き起こす。

提供: 
G0 Cell Unit, OIST

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