電極間の電気生理学的活動を示す多電極アレイ接続マップ

多電極アレイ(MEA)の上半分に、マウスの皮質ニューロンの入った区画、下半分には、マウスの線条体ニューロンの入った区画を配置した。区画間にまたがって伸びていた軸索をナイフで切断すると、皮質ニューロンの区画内の皮質ニューロン同士の接続状態は比較的影響されなかった一方、線条体ニューロンには電気生理学的活動が見られなくなった。このことから、この系では線条体側から皮質側に逆向きに送られる信号は無く、脳内の生きたネットワークに近い機能を持った一方通行の皮質線条体系ネットワークが再現されたことが示された。 本図では、2電極間の接続状態の強度を、電極間の距離に関係なく示している。青色は最も弱い接続状態を示し、緑色、黄色、オレンジ色、赤色の順で強くなる。

   多電極アレイ(MEA)の上半分に、マウスの皮質ニューロンの入った区画、下半分には、マウスの線条体ニューロンの入った区画を配置した。区画間にまたがって伸びていた軸索をナイフで切断すると、皮質ニューロンの区画内の皮質ニューロン同士の接続状態は比較的影響されなかった一方、線条体ニューロンには電気生理学的活動が見られなくなった。このことから、この系では線条体側から皮質側に逆向きに送られる信号は無く、脳内の生きたネットワークに近い機能を持った一方通行の皮質線条体系ネットワークが再現されたことが示された。

   本図では、2電極間の接続状態の強度を、電極間の距離に関係なく示している。青色は最も弱い接続状態を示し、緑色、黄色、オレンジ色、赤色の順で強くなる。

 

日付:
2015年6月18日
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