2016-05-13

ジェローム・フリードマン博士、旭日大綬章を受章

 この度、沖縄科学技術大学院大学学園 (OIST)の理事であり、マサチューセッツ工科大学名誉特別教授、ノーベル物理学賞(1990年)受賞者のジェローム・フリードマン博士が旭日大綬章を受章しました。勲章親授式が2016年5月10日に皇居・宮殿の「松の間」にて行われ、天皇陛下から勲章が授与されました。

 受章理由は、日米間の科学技術分野における関係強化及び沖縄科学技術大学院大学学園の設立と発展に寄与したというもので、科学技術分野で高水準の教育研究を実施し、沖縄の自立的発展への貢献を目指す本学の設立・発展へのフリードマン博士の功績が日本政府より称えられました。

 受章にあたって、「全く思いがけず、大変光栄です。」と述べたフリードマン博士。叙勲が博士にとってどのような意味を持つか問われ、「私が日米間で何らかのポジティブな働きができたということだと受けとめています。国と国のかけ橋になることができれば素晴らしいことです。」と語りました。

 フリードマン博士は、大綬章親授式にて天皇陛下から勲章を授与され、安倍晋三総理大臣から勲記を受け取りました。

 同博士は、日本政府からの長年にわたる多大な支援に感謝を述べました。「日本政府の多大な支援がなければOISTは実現していません。政府の支援に対し深く感謝申し上げます。また、この支援を投資と考えて頂きたいと思います。科学技術に投資することで、より良い社会を作る基盤がもたらされるからです。」

 また、フリードマン博士は、OISTが日本と世界の連携を深める土台を築いたという思いに触れました。「OISTに関わることができ、大変光栄に思います。OISTには優れた教員と学生が集まっており、それが日本と世界の研究者の長期的かつ優れた連携につながります。」

受章を祝う食事会が東京で開催されました

前列左より、OISTジョナサン・ドーファン学長、ジェローム・フリードマン博士、OISTロバート・バックマン首席副学長
後列左より、尾身朝子氏、吉川夫人、日本学術振興会元会長・吉川弘之博士、OIST尾身幸次理事、OIST有馬朗人理事、バックマン夫人

ジェローム・フリードマン博士の略歴

 1930年、イリノイ州シカゴ生まれ。シカゴ美術研究所附属美術大学への奨学金を辞退し、物理学を学ぶためシカゴ大学に進学。シカゴ大学にて物理学の学士号、博士号を取得。1967年にマサチューセッツ工科大学の教授に就任。マサチューセッツ工科大学より名誉特別教授の称号を授与されている。陽子を構成する、クォークとして知られる素粒子の存在を実証したことで、ヘンリー・ケンダル、リチャード・E・テイラーと共に、1990年にノーベル物理学賞を受賞。2011年より沖縄科学技術大学院大学学園理事。

(ホフランド レベッカ)

広報や取材に関して:media@oist.jp

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