2014-04-15

臨時教員担当学監としてケン・ピーチ博士が着任

 ケン・ピーチ博士には、信条としていることがあります。それは好機が訪れた時にはYesと答えることです。経験豊富なOIST評議員としてこれまで大学の発展のために貢献してきた同博士。OISTジョナサン・ドーファン学長から、OIST臨時教員担当学監の職務について聞いた時も、やりがいがあり、国際的な環境で働けるまたとない機会に挑戦してみることにしました。同博士は、今後教員組織の管理における予算業務以外を担当することになり、OISTの業務が滞りなく遂行されるために、教授会(ファカルティ・アッセンブリー)と代議委員会(ファカルティ・カウンシル)の管理運営サポート、教員の新規採用の管理とサポート、教員の研究プログラムの定期的評価の実施、学内各部署や委員会とのコミュニケーションなどが担当職務に含まれます。

 ピーチ博士は、エディンバラ大学で物理学の学士号と博士号を取得後、研究者と管理職としてのキャリアをスタートさせました。フルタイムの教員および研究者としてエディンバラ大学で成功をおさめた同博士は、欧州原子核研究機構(CERN)実験物理学部門の副部門長を3年務め、その後イギリスのラザフォード・アップルトン・ラボラトリー素粒子物理学部の部長職を8年間にわたり務めました。

 その後定年退職間近にあった同博士ですが、オックスフォード大学から新設されたジョン・アダムズ加速器科学研究所の所長として、国際競争力のある加速器科学センターを立ちあげるよう説得を受けました。所長在職中は、オックスフォード大学がん粒子線治療研究センターも設立し、共同センター長を務めました。

 二度目の定年退職のあと、ピーチ博士はまたもや好機に恵まれました。今度はOISTです。ピーチ博士が、学術界、最先端研究、研究管理運営業務、そして新しく革新的な研究計画の発展といった幅広い分野にわたる知識と経験を備えていることは疑いようもありません。同博士はOISTについて、「素晴らしい精神、志高い目標、そしてやりがいがあります」と語ります。ピーチ博士は、OISTの多文化的側面にも惹かれました。自身のキャリアの大半を、国際色豊かな環境で過ごしてきた同博士は、OISTと他の国際的な研究機関との間に類似性を見出しています。「他の様々な文化、習慣の違いを理解することにより得られるものは途方もないものです。自分の文化より良いとか悪いとかではなく、とにかく異なっているのです。こうした環境は本当に刺激的ですね」と同博士は締めくくりました。

(エステス キャスリーン)

 

(エステス・キャスリーン)

広報や取材に関して:media@oist.jp