オニヒトデ合成ペプチドの毒性および行動試験
合成ペプチド混合物を用いた主な実験結果。A)は、ブラインシュリンプ(Artemia salinia)をさまざまな濃度の合成ペプチド混合物(SPM)に暴露した毒性試験を示し、非常に高い生存率を示している。実験終了時の生存率の若干の低下は、自然要因によるものと考えられる。
B)は、2つの独立した流路試験槽(左と右)におけるオニヒトデの位置を示す累積ヒートマップを示している。各水槽には、水流が混ざらない2つの並行水流が高度に制御された条件下で維持されており、水槽内で攪拌(かくはん)や混合は発生しない。一方の水流(キューアーム)には、白い点で示された位置に合成ペプチド混合物(SPM)が一定濃度で添加されている。オニヒトデは水槽内の2つの水流の境界に放流され、実験中にオニヒトデがより長く滞在した領域は暖色で示されている。
C)と D)は、各「アーム」での滞在時間と、オニヒトデが化学的キューの源を特定するために行う探索行動の量をそれぞれ示している。
日付:
2025年6月19日
出典:
Harris他(2025年)
Copyright OIST (Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University, 沖縄科学技術大学院大学). Creative Commons Attribution 4.0 International License (CC BY 4.0).