Antscanによる形質認識が示すハキリアリ類のバイオミネラル装甲

ハキリアリ類の系統樹を示す図。各枝の先端にある種は3Dで可視化されており、茶色の濃淡は外骨格のバイオミネラル装甲の程度を示す。図の右側には、いくつかのアリの頭部のトモグラム(マイクロCTスライス)が表示されており、外骨格のバイオミネラル装甲が白くはっきりとした輪郭として映し出されている。

Antscanデータベースを活用した研究の一例。大規模なデータセットのスクリーニングにより、これまでハキリアリ類の1種でしか見つかっていなかったバイオミネラル装甲(体の表面の石灰質のコーティング)が、近縁な複数種の菌栽培性アリにも存在することが判明した。研究では、単純な形質認識アルゴリズムを用い、外骨格の薄い白い輪郭(図右)を検出し、これが高反射性の無機物の層であることを示唆している。この発見は、バイオミネラル装甲の出現と進化の理解をさらに深める手掛かりとなる可能性がある。

日付:
2026年2月12日
出典:
カーツクほか(2026年)
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