進化神経生物学ユニット 研究員
OIST進化神経生物学ユニットでは、刺胞動物や有櫛動物を主なモデルとして用い、多細胞化、細胞分化、胚発生、組織形態形成、生理的適応といった、動物進化の初期段階で起こったと考えられる重要な生物学的イベントの理解を目指しています。現在進行中のプロジェクトには、神経系・筋肉系・上皮系の進化発生生物学(EvoDevo)的研究や、古代海洋環境下における発生・生理学的研究が含まれます。研究対象としているモデル動物のゲノム・トランスクリプトームデータはすでにユニット内に整備されており、これらの動物の代謝物や短鎖ペプチド、タンパク質複合体に関する大量のデータも利用可能です。
研究員は、以下の研究プロジェクトのうち、1〜2つを独立して遂行することが期待されますが、相談の上で別な研究を行うことも可能です。
- 初期動物における細胞型決定の分子機構
- 古代の神経伝達物質候補の同定と機能
- 細胞接着タンパク質複合体の進化
- 古代海洋環境における体制と遺伝子発現
- 初期分岐動物における無性生殖と成長パターン
沖縄科学技術大学院大学は、世界の科学技術の発展に貢献し、沖縄でのイノベーションの拠点となるために2011年に設立されました。5年一貫制の博士課程教育を提供し、国を超えて、分野を超えて、優れた研究者が共同で、最先端の科学研究を行っています。
85 ヘクタールの敷地に広がる大自然の中に設立され、美しい海岸とサンゴ礁を見下ろす場所に位置します。キャンパスは建築学的観点から見ても印象的なこだわりが施され、その自然の中にある大学施設を際立たせています。学部の壁を作らないことで、学際的な研究成果を生み出せる環境を提供し、また学内の誰もが、最高水準のリソースへのアクセスと研究機器の利用が可能で、共同研究に生かせるような仕組みを整えています。
学内では英語を公用語とし、50 ヵ国以上から集まる研究者コミュニティは真の国際性を保持しています。OISTは科学技術の革新、そして沖縄の経済発展の原動力となるイノベーション創出に取り組んでいます。
当ユニットでは、研究員は他のメンバーと共に研究プロジェクトを遂行します。また、実験に用いる動物の採集への参加やそれらの飼育作業、PhD学生やリサーチインターン学生の指導を行う活動も含まれます。
(必須)
進化生物学、発生生物学、もしくは関連する分野での博士号を取得しており、分子生物学の経験やバックグラウンドを有していること。
(尚可)
- バイオインフォマティクス、計算生物学等に関連する分野での経験
- 顕微鏡、画像解析等の経験
本学園の規程に基づき経験・能力に応じて支給する。
モデル年俸:450万円~590万円
- 赴任手当、住宅手当、通勤手当
- 社会保険完備(私学共済、雇用保険、労働災害保険)
- チャイルドディベロップメントセンター
- 学校教育情報
- 日・英ランゲージクラス
- リソースセンター (沖縄での生活サポート)
- リモートワーク制度
- CV、カバーレター、自身の興味のある研究内容について簡潔に説明したものを1つのファイル(PDF)として
- 推薦状(2通)
応募方法:
応募書類を下記のメールアドレス宛にお送りください:
enbu[at]oist.jp (at を@に置き換えて送付ください。)
- 沖縄科学技術大学院大学(OIST)では、ポジティブ・アクション(積極的改善措置)を採用しており、教員、学生及び職員の多様性を尊重しています。
- 応募書類は機密情報扱いとし、応募書類は返却されません。登録された個人情報は、採用選考目的でのみ使用します。
- 募集者:学校法人沖縄科学技術大学院大学学園
- 受動喫煙防止措置:屋内禁煙
- 兼業に関する本学園の方針は「情報公開-10.その他情報公開-3.兼業」をご確認ください。
- 個人情報保護に関する基本方針について
- 詳細は本学園のホームページ参照
常勤、6ヶ月の試用期間を含む2年間の任期制雇用
更新可(業績評価、勤務態度並びに本学の財務その他の状況により判断)
9:00 - 17:30 専門型裁量労働制(1日7時間30分働いたものとみなされる)
休日:
土・日・祝日,年末年始(12 月 29 日~1 月 3 日)
休暇:
年次有給休暇、夏季休暇、傷病休暇、特別休暇
時間外労働:
専門型裁量労働制:専門業務型裁量労働制により、7時間30分労働したものとみなされます。