沖縄経済同友会の皆様がOISTを訪問

沖縄でのイノベーション・ビジネス機会の拡大に向けて交流

Okinawa Association of Corporate Executives visits OIST

2024年2月22日、沖縄経済同友会のメンバー、オブザーバー、そして事務局の皆様計29名が沖縄科学技術大学院大学(OIST)キャンパスを訪問されました。

沖縄経済同友会は、沖縄県内の企業経営者をはじめとする経済人有志が業種間の枠組みを越えて沖縄の経済振興に貢献するという目的で1983年3月に発足し活動を続けている組織です。

今回のご訪問は、沖縄経済同友会の地域・経済活性化委員会・情報通信委員会の方々によるものです。

冒頭、OISTのカリン・マルキデス学長兼理事長は、沖縄経済同友会代表幹事の渕辺美紀氏、川上康両氏はそれぞれOISTの評議員、理事でもあり同友会の皆さまとの深い連携に感謝を表すとともに、「生物多様性、島であるという地理的特徴から、沖縄はイノベーションやビジネス分野での最適なテストベッドとなりうると考えます。沖縄の経済振興の機会を拡大するため、OISTの科学者と、地元沖縄の方々とで手を取り合ってテストベッドの実現に取り組んでいきたい」と述べ、沖縄経済同友会を始めとする地元の方々との更なる協力に期待を寄せました。沖縄経済同友会 地域・経済活性化委員長 豊田良二様からは、4年ぶりとなる対面視察の機会への感謝が寄せられました。「OISTは県民の誇りであり、沖縄の知的財産だと思っています。OISTが科学技術分野の基礎研究のみならず、産学連携にも意欲的であることにも意義があり、本日は率直な意見交換ができれば」と話されました。

その後一行は、比嘉伊作副学長(財務担当)からOIST概要紹介や、松本夏希コミュニケーション・ディレクターからOISTの地域との連携の取り組みの説明を受けたあと、OIST量子技術センター長で、OISTの量子情報科学・技術ユニットを率いる根本香絵教授より、日本政府が進める量子イノベーション拠点のうち、OISTの量子技術センターが担う国際連携拠点としての取り組みや、国の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の下で進める、産学連携による量子人材育成について説明を受けました。

沖縄経済同友会 情報通信委員長の上運天清様は、最後に、「沖縄で世界レベルの科学技術研究を行っているOISTとは地元の産業界として今後も交流しながら進めていければと思う。会員にとってこうした機会は新しいビジネスのヒントともなるのではないか」と、OISTと沖縄経済同友会による今後のさらなる交流と、それがもたらす成果について期待を述べられました。

OISTは沖縄、日本全国、そして世界の発展に貢献していくことを目指しています。OISTは沖縄経済の発展とイノベーションの促進のため、これからも地元の皆様と連携していきます。

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