2015-09-03

OIST に第4期博士課程学生が入学

 様々なバックグラウンドを持つ学生や職員が集まる沖縄科学技術大学院大学(OIST)。2015年入学の第4期生も例外ではなく、16の国と地域から集まった計24名の研究バックグラウンドは、14名が物理学/工学系、10名が生命/環境科学です。ジョナサン・ドーファン学長が歓迎挨拶で述べたように、昨年から新しく3名の化学教員を迎えたことから、今年の新入生には3名の化学のバックグラウンドを持つ学生も含まれます。第4期生を迎え、OISTの学生数は100名を超えました。

 ドーファン学長は新入生に対して、気候変動や公害、病気、貧困、食料や水不足といった様々な問題への解決に向けて、優れた専門家であるだけでなく、社会と積極的に関わりを持つ市民、および賢明な指導者になって欲しいと呼びかけた上で、「科学と技術は、基礎研究と積極的な技術移転を通じて、このような問題を解決しなければなりません」と述べ、OISTにおける教育研究活動の意義を強調しました。

   ジェフ・ウィッケンス研究科長は、OISTでは、学生は1年次に3箇所の異なるラボをローテンションすることを説明し、「分野間ローテーションは、自分の専門外の分野の言語や考え方を学ぶことができ、コミュニケーション能力を高め、重要なアイデアや結果を理解することができる。これは他の大学では得られないもので、将来、あなた方の強みとなります。」と述べました。

 ケン・ピーチ教員担当学監は、それぞれの新入生に対し、「沖縄という、あなた方にとって異文化の地で生活し、自分が「少数派」になるという体験をすることは、自身の文化を再評価することや、物事をはっきりと見ることに、ひいては、より良い科学者になることにつながります」として、「美しい景色に囲まれ、暖かく魅力的な人々のいる沖縄」で勉強することの意義を訴えましまた。

  新入生でマレーシア出身のホン・ファット・ホーさんは自己紹介で、「ポーランドで医学を専攻しましたが、OISTではがん生物学と発生生物学を研究したいです。慣れ親しんだ故郷の気候と近い亜熱帯の沖縄での暮らしが楽しみです。」とOISTでの研究と沖縄での生活に意欲を覗かせました。

   セレモニーの最後に、OIST職員の知念亜美さんが所属する琉球舞踊島袋流が古典女踊り「四つ竹」を披露し、新入生たちにとって、沖縄の伝統文化に触れる機会ともなりました。

(大久保 知美)

広報や取材に関して:media@oist.jp