2014-12-18

東京大学との共同シンポジウムを開催

 去る12月12日、13日の2日間、沖縄科学技術大学院大学(OIST)では、東京大学から教授の方々をお招きして、共同シンポジウムが開催されました。 OIST量子システム研究ユニットのトーマス·ブッシュ准教授の協力を得て、東京大学から幅広い研究分野にわたって講演者を招聘し、OISTからも同じように多様な教授陣を揃えることができました。シンポジウムが開かれた2日間を通して、両校の教授は各々の研究分野について発表し、OIST側から参加した大勢も交えて質疑応答を行いました。今年1月にOISTと東京大学の間で締結された科学・学術協力に関する協定および覚書の下、引き続き両校の絆を深めるイベントとなりました。

 本シンポジウムには、東京大学から、物理学専攻の相原博昭教授、上田正仁教授、佐野雅己教授、化学専攻の合田圭介教授、及び生物化学専攻の福田裕穂教授、武田洋幸教授、濡木理教授をお招きしました。 OISTを代表して登壇したのは、細胞膜通過輸送研究ユニットのファデル・サマテ准教授、光学ニューロイメージングユニットのベアン・クン准教授、光・物質相互作用ユニットのシーレ・ニコーマック准教授、量子システム研究ユニットのトーマス•ブッシュ准教授、植物エピジェネティクスユニットの佐瀨英俊准教授、神経発生ユニットの政井一郎准教授、及びソフトマター数理ユニットのエリオット·フリード教授でした。

 本シンポジウムの講義はOISTワークショップで通常行われる講義よりも一般的な内容で、両大学のメンバー全員がお互いの研究についてよく知り、交流する場となることに主眼を置きました。トーマス•ブッシュ准教授は、「OISTは日本の教育研究分野においてはまだ駆け出しの若者なので、参加者全員にとって有意義なつながりを築いていきたいと思っています。OISTにとって、連携と多様性はもともと得意分野ですから」と語りました。講演会に加えて、東京大学からの招聘者らには研究施設のガイド付きキャンパス見学が行われ、OISTで行われている研究の内容を見ていただくだけでなく、より多くの人に会い、また、OISTに構築された類まれな研究環境についてもじっくりと視察していただく機会がありました。

 講義やOIST施設の見学の後、東京大学大学院理学研究科 研究科長の相原教授に本シンポジウムの感想を尋ねたところ、このような集まりがもたらす価値について非常に前向きな考えを示されました。 同教授は、「我々がお手伝いできることは、日本の大学システムの中にOISTの地位を確立することだと考えています。 OISTは初めから多様性を生みだすようデザインされていますが、今後日本の機関として進化し続けるためには、他大学との結びつきを構築していくことが鍵となります」と述べた上で、「しかしもちろん、その最初のステップは、個人的な関係や連携体制を築くことです。教授と教授、研究者と研究者、共同研究の中で培われる協力関係は、最初にして最も大切なステップとなります」と語りました。

(ショーン トゥ)

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