科学っておもしろい!-OIST研究者が地元中学校にて出前授業

1月23日、OISTフェムト秒分光法ユニットのケシャヴ・ダニ准教授が、恩納中学校を訪問し、出前授業を行いました。

 


ケシャヴ・ダニ博士

 

質問する恩納中学校の生徒

 1月23日、OISTフェムト秒分光法ユニットのケシャヴ・ダニ准教授が、恩納中学校を訪問し、出前授業を行いました。ダニ博士が研究に使用する、なんでも切り刻むことができる最先端のレーザー技術の話に、生徒たちは夢中になって聞き入っていました。また、自身の出身国であるインドの学校生活や、その後進学したアメリカの大学の恩師が空手の達人であったことなど、研究以外の話についても生徒たちはダニ博士の話に興味津々でした。

 「研究員である一番の楽しみは?」との生徒の問いに、同博士は、「周りにあるおもちゃ(研究機材)に囲まれて、いつも遊べること」と、好きなことについて思いっきり研究できる仕事の醍醐味を語りました。

 続いて1月26日には、OIST構造細胞生物学ユニットのラショヨラン・オウバステッド博士が、安富祖中学校にて、講演を行いました。2mの長身と、真冬にもかかわらず半袖のシャツを着用した同博士の外見に、生徒たちはみな驚いていました。

 オウバステッド博士は「小さなものをみる、大きな顕微鏡」をテーマに、同博士が研究で利用する電子顕微鏡について話しました。1ミリの百万分の1の大きさである、1ナノメートルの物体を観察した動画を紹介し、「より小さなものを見ようとすると、より大きな機器が必要になります。」と説明しました。また、同博士の出身国であるスウェーデンについても美しい写真を見せながら紹介しました。

 

 


ラショヨラン・オウバステッド博士

 


安富祖中学校の生徒から花束をもらうオウバステッド博士
 

(我喜屋 久)

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