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まだ来ぬ報酬を待ち続けるにはセロトニン神経活動が必要 諦めやすい人と辛抱強い人との間には脳内メカニズムにどのような違いがあるのでしょうか?これまでOIST神経計算ユニットでは、脳内の神経伝達物質であるセロトニンと辛抱強く待つことの間に関わりがあることを示してきましたが、明確な因果関係があるかどうかは謎でした。この度、セロトニン神経細胞の活動を抑制すると、予測される報酬を待つことを諦めやすくなることが明らかになりました。 2012年7月31日
海・砂・計算神経科学 沖縄計算神経科学コース(OCNC)が過去9年間の実績を通じて、世界的にも優れた脳神経科学分野の短期集中コースのひとつとして定評を受け、OISTの同分野におけるリーダーとしての位置づけに貢献しています。 2012年6月28日
OISTの研究員が塩野義製薬を訪問 4月26日、OISTのゴードン・アーバスノット教授、ゲイル・トリップ教授、ジェフ・ウィッケンス教授が塩野義製薬の研究所を訪れ、神経生物学の最近の研究に関する発表を行いました。 2012年5月9日
OIST研究者が脳の信号伝達の根本的な問題を解き明かす 神経細胞は興奮すると神経インパルスを発生させます。この神経細胞の電気的興奮を神経回路に伝えるためには、発生したインパルスが別の神経細胞に化学伝達される必要があります。さもないと信号のやり取りは急停止してしまいます。この度、米国科学誌ニューロンに掲載された論文の中で、OIST細胞分子シナプス機能ユニットの高橋智幸教授と江口工学博士らは、神経化学伝達プロセスの重要な部分を特定しました。 2012年5月9日
平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰:OIST教員2名の受賞が決定 平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者が文部科学省より4月9日に発表され、OISTの銅谷賢治教授と佐瀬英俊准教授が受賞することとなりました。 2012年4月11日
ジェフ・ウィッケンス教授がヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラムの研究助成金を取得 ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム (HFSP) は、OISTのジェフ・ウィッケンス教授らの研究チームが3年間にわたるプログラム補助金を受賞したと発表しました。 2012年3月28日
発火する神経細胞 神経科学の分野で長期にわたり議論されている重要な課題の一つに、ニューロン伝達情報のコード化が挙げられます。情報の担い手はスパイクの発火頻度なのか、ニューロンへの入力スパイクよりもニューロンからの出力スパイクのタイミングのほうが重要なのか、今でもはっきりとした結論は出ていません。 2012年2月6日
老犬に新しい芸を教えることができますか? 人間にも鳴き鳥にも、生涯の早い段階で驚くべき学習期がありますが、残念ながら早い時期で終わってしまいます。この仕組みが解明されれば、大人になってからの語学学習や楽器の練習が大変である理由を説明できるかもしれません。 2011年10月16日