OIST グリーンナッジイニシアティブ

UNEP

2020年に国連環境計画(UNEP)が開始したプログラムは、世界中の大学コミュニティに環境に優しい習慣や生活様式の導入を促すことを目的としています。OISTはこの活動に参加し、独自の「グリーンナッジ」イニシアティブワーキングチームを設立しました。

ナッジ理論とは、行動科学から生まれた考え方で、人々が前向きな選択をするようにさりげなく働きかけるものです。これは、小さな行動が人々の行動に大きな影響を与えるという考えに基づいています。控えめな説得、好ましい行動の積極的な奨励、選択肢の枠組みやデフォルトの変更、社会的影響力の活用などの手法を用いることで持続可能な行動を促し、長期的な環境価値を浸透させることができます。

OISTの 「グリーンナッジ」イニシアティブは、学内のコミュニティに環境に優しい選択を促し、環境フットプリントを削減することを目指しています。 主に、環境に優しいキャンパス作り、日々の活動の持続可能性の向上、二酸化炭素排出量の削減に重点を置いています。学内や地域社会における環境問題を特定し、創造的な解決策を生み出すことを目的としています。

本プロジェクトは、まず2つのプログラムから始動します。1つ目は、ライドシェアリングです。これは、沖縄が抱える道路交通渋滞や公共交通機関の不足などの問題に対処することを目的としており、カープールにより費用や二酸化炭素排出量の削減が可能となります。2つ目は、グリーンオフィス計画です。環境に対する意識を喚起し、学内の業務に伴って発生する温室効果ガスの排出量削減につながる行動を促します。両プログラムはまだ企画の初期段階にあり、OISTではこれらのアイデアを熱意を持って実現化するタスクフォースメンバーや参加者を募集しています。

以下のイラストは、UNEP Green Nudges book ウェブサイトに掲載されています。OISTは、出典元がUNEPであることを明記することを条件にこれらのイラストを自由に使用することが許可されています。

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Green Nudge, UNEP

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