2017-12-12

高校生たちの白熱したプレゼン:第6回SCORE!

 2017年12月9日(土)、沖縄科学技術大学院大学(OIST)において、今年で第6回目となる、「SCORE! サイエンスin沖縄: 起業のための研究能力サイエンス・フェア」が開催されました。2012年から毎年開催されているこのイベントは、沖縄県内の高校生による、事業化を視野に入れた科学プロジェクトの研究成果を口頭発表で競い合うものです。

 OISTのニール・コールダー副学長(広報担当)も、「数ある科学コンテストの中でも、このSCORE!は特別です。なぜならSCORE!は、素晴らしい科学プロジェクトと、一流のプレゼンテーションを組み合わせたものだからです。世界の科学界やビジネス界で必要なのは、卓越したコミュニケーション能力です。参加者にとって、非常によいトレーニングになります。」とSCORE!の特徴を述べています。

2位に入賞した沖縄工業高等専門学校のチームのプレゼンの様子

 今年は、10校12チームが書類審査を経て出場しました。多くのチームの発表は、沖縄ならではの課題や、身の回りにある資源を利用したプロジェクトなど、自分たちの住む地元沖縄への愛着が感じられる質の高いプロジェクトが多く、熱のこもった発表が次々と繰り広げられました。

第6回SCORE!に参加してくれた高校生の皆さん

 OIST、在沖米国総領事館、在沖米国商工会議所のメンバーから成る審査員団は、勝者を選ぶのが大変難しかったそうですが、優勝したのは、「卵殻膜のセカンドライフ」を発表した県立美里高等学校で、優勝商品として米国カリフォルニア州への研修旅行とOISTでのインターンシップの機会が贈呈されました。2位は、沖縄工業高等専門学校の「歌三線における技能の効果的な伝承法に関する研究とその産業展開:琉球古典芸能の世界発信に向けて」、3位は沖縄工業高等専門学校の「ドローンと小型ボートを用いた海ゴミの回収システム」、また、特別賞に「銅でどうする!〜Cu金属微量作用を用いたボウフラ対策の提案〜」を発表した県立名護高等学校に授与されました。

特別賞を受賞した名護高等学校のチーム

 優勝した県立美里高等学校3年生の中村哲平さんと2年生の藤田耕平さんは、「言葉にならないくらいびっくりした。カリフォルニアに行けるのが嬉しい。指導してくださった宮城先生のおかげ。」と喜びの言葉を語ってくれました。

優勝した美里高等学校のチーム

 沖縄の若い科学者・起業家にとって忘れがたい日となることでしょう。本イベントSCORE!は、OIST、在沖米国総領事館、沖縄県の連携のもと開催されました。

(大久保 知美)

広報や取材に関して:media@oist.jp

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