研究科長と教員担当学監を新たに任命

トーマス・ブッシュ教授とエヴァン・エコノモ教授がOISTの大学幹部に加わりました。

New Dean of Graduate School and Dean of Faculty Affairs

4月1日より、OISTの研究科教員担当学監オフィスは、それぞれ新たなリーダーを迎えました。研究科長にはトーマス・ブッシュ教授が、教員担当学監にはエヴァン・エコノモ教授が就任しました。

ブッシュ教授は、2011年からOISTの教員として量子システム研究ユニットを率いてきました。研究や数々の委員会活動に加え、豊富な学生指導の経験があります。これまでに、25名の博士課程学生を指導してきたほか、この10年間で80名以上の学生をラボ・ローテーションやインターンシップで指導してきました。さらに、OISTで毎年好評のサマースクール「コヒーレント量子ダイナミックス」の開設にも貢献しました。ブッシュ教授は、2019年に、Faculty Excellence in Mentoring Awardを初めて受賞した教員でもあります。このアワードは、包括的なメンタリングが学生、博士研究員、研究スタッフの職業訓練やキャリアアップに最も重要な役割を果たし、優れたメンターは生涯にわたって影響を与え続けるというOISTの認識に基づいているものです。

OISTの研究科長は、博士課程学生に在学中の支援サービスやプログラムを提供する責任を担っています。つまり、入学から卒業まで、さらに卒業後の進路に至るまでの計画や支援のすべてと、講義を担当する教員の配置など、大学院のカリキュラムの全側面にも責任を負います。 ブッシュ教授は、次のように述べています。「学生は、OISTにとって最も重要な要素の一つです。今、研究科では、非常に面白い展開がたくさん起きています。OISTで学位取得に向けて努力する学生たちを、研究科の皆さんと共に支援できる機会をいただけたことに感謝しています。」

エコノモ教授は、2012年からOISTの教員として生物多様性・複雑性研究ユニットを率いてきました。研究では、生物多様性、生態学、進化生物学分野の査読付き学術論文を100本以上、そして書籍を1冊執筆し、高い成果を挙げてきました。研究室で多くの学生、研究者、職員を指導してきた他にも、OISTの教授会の代議員会(ファカルティ・カウンシル)、研究展望委員会、アポイントメント&プロモーション・コミッティー、男女共同参画委員会(GEDI)、ワークショップ委員会、オンブズ・オフィスなど、長年にわたり数多くの職務を担ってきました。また、2021~2022年には、ハーバード大学ラドクリフ研究所フェローに選出されました。 

OISTの教員担当学監は、研究科長、研究担当ディーン、プロボストと連携し、学術的・学問的な管理を行う責任を負っています。そのオフィスは、すべての教員と研究ユニット職員の採用、任命、評価(テニュアや昇進、ユニットの外部評価など)を管理しており、教員担当学監は、沖縄科学技術大学院大学図書館プロフェッショナル・ディベロップメント&インクルーシブ・エクセレンスセンター(C-Hub)の運営や、スペース・アロケーション・コミッティの議長も兼任します。エコノモ教授は、次のように語っています。「この面白い新大学をつくり上げる手助けをしてきたこれまでの10年間は、私にとって大きな冒険でした。今後は、新たな役割を通してOIST全体に貢献していきたいと思います。」

広報・取材に関するお問い合わせ:media@oist.jp

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