久保真季副学長が国際シンポジウム「時代を切り拓く女性研究者」で講演

OIST久保真季副学長(アドミニストレイティブ・コンプライアンス担当)が奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)主催の国際シンポジウムTop Runners ~Women’s Life in Science ~「時代を切り拓く女性研究者」で講演を行いました。


久保真季副学長

 去る1月18日、OIST久保真季副学長(アドミニストレイティブ・コンプライアンス担当)が奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)主催の国際シンポジウムTop Runners ~Women’s Life in Science ~「時代を切り拓く女性研究者」で講演を行いました。

 OIST着任以前は国立女性教育会館(NWEC)で理事兼事務局長を務めた久保副学長は、「社会参画の拡がりのために:大学全体の改革、リーダー養成とネットワーキング」と題した講演の中で、女性研究者採用目標の設定、大学の変革を促す特別事業の開始など、日本政府のこれまでの取組を紹介するとともに、今後は特に、女性リーダーの養成や、国際的なネットワーキングの構築等による研究力の向上が課題であると語りました。

現在、日本の研究者に占める女性の割合は、13.6%とOECD諸国で最低となっています。そうした中、今回のシンポジウムは研究分野での女性の進出を後押しするとともに、これから研究者を目指す若者の意識の醸成を目指すことを目的として開催されました。

 久保副学長は、「著名な大学で女性学長が次々に誕生している米国のような景色は残念ながら日本ではまだ見られません。国立大学の学長の95%以上は男性です。しかし、私たちは変革を起こせるのです。」と語っています。

 シンポジウムでは久保副学長の他、フランス科学振興機構発生学研究所所長のニコル・ルドワラン博士、米国カリフォルニア大学のスーザン・ウェスラー教授、米科学誌サイエンスの編集者ビバリー・パーネルさん、農業環境技術研究所主任研究員の北本宏子博士、NAISTの高橋淑子教授がそれぞれ講演を行いました。

 

写真提供:奈良先端科学技術大学院大学

(名取 薫)

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