光学ニューロイメージングユニット 脳の仕組みや活動を理解するための研究は世界中で行われていますが、神経科学界には依然として多くの未解明な課題が残されています。脳は外界からの情報をどのように処理しているのか?その情報が脳の活動にどのように影響するのか?そして、神経細胞の活動がどのようにして行動につながるのか?こうした疑問に答えるため、光学ニューロイメージングユニットでは、脳細胞の活動と動物の行動を同時に記録できる、画期的な顕微鏡システムを開発してきました。 この顕微鏡システムには、クン教授が組み上げた二光子顕微鏡が設置されており、覚醒したマウスの脳活動を細胞レベルで視覚化することができます。さらに神経活動の記録と同時に、システム内の別のカメラシステムによって動物の微細な行動も記録することができます。私達は脳細胞の活動とそれに伴う行動を詳細に記録し、脳の活動と動物の行動の関係を探っています。今後、記憶や学習など、さまざまな行動の変化と脳活動の変化の相関を深く調べていくことで、脳の謎にさらに迫れるものと期待しています。 ユニットメンバー 論文など 研究内容 年次報告 今後のイベント 過去のイベント ユニットのニュース コンタクト 教員 ベアン・クン シェア: ユニットのニュース 酸素が欠乏すると脳の記憶形成はどのように阻害されるるのか? 脳卒中による記憶喪失を説明し得る正の分子フィードバック・ループを発見。 脳内の天体観測:星状の細胞が見せるユニークな活動パターン 光学イメージングと画像解析の進歩により、星形をした脳内細胞アストロサイト(星状膠細胞)が、情報処理や記憶の保存に関与している説が浮上しました。 樹状コンピュータ:1 + 1 = 3になる時 ニューロンがノイズの中から重要な信号を見分ける新たな方法が、研究により発見されました。 活動時の皮質最深層のニューロンの反応を初めて調査 皮質の最も深部にある第6層のニューロンが、感覚刺激に対して異なる行動状態下でどのように反応するかを解明 脳機能イメージングの新たな手法 膜電位イメージング法により、脳機能の研究に新たな展開が期待されます。 もっと見る 専門分野 生物物理 神経科学 光工学 ウイルス学 同分野の研究ユニット 海洋構造生物学ユニット 量子工学・デザイン ユニット 生物の非線形力学データサイエンス研究ユニット 膜協同性ユニット 理論生物物理学ユニット 進化神経生物学ユニット 分子神経科学ユニット 発達神経生物学ユニット 生物複雑性ユニット 神経情報・脳計算ユニット 研究ユニットを探す