写真展「Fascination of Science―世界を変えた研究の原動力―」@OIST 

1月30日から2月29日まで、科学と芸術を融合させた写真展をOISTトンネルギャラリーで開催 

Photo Exhibition Fascination of Science

OIST正面入り口付近のトンネルギャラリーにて、OISTとドイツ学術交流会東京及びドイツ科学・イノベーションフォーラム東京との共催により、写真展「Fascination of Science―世界を変えた研究の原動力―」が開催されています。 

ドイツを代表する写真家、へアリンデ・ケルブル氏による、世界各国のノーベル賞受賞者や、第一線で活躍する科学者を撮影したこのポートレートシリーズは、2020年にドイツで始まり、その後各地を巡回してきました。日本国内では東京、京都で展示されました。 

ポートレート写真の中の科学者たちは、ノーベル賞受賞者の山中伸弥博士やフランシス・アーノルド博士、キャロリン・ベルトッツィ博士をはじめ、天文学、生化学、量子物理学から幹細胞研究、AIに至るまで、様々な科学分野で活躍する41名です。 OIST教授で2022年のノーベル医学生理学賞を受賞したスバンテ・ペーボ博士もその中の一名です。 

Portraits from the exhibition of Herlinde Koelbl

1月30日、OISTにて、オープニング式典を開催しました。式典に参加したドイツ学術交流会東京事務所所長兼ドイツ科学・イノベーションフォーラム東京所長アクセル・カーペンシュタイン氏は、「写真家ヘルリンデ・ケルブル氏の素晴らしい作品は、『百聞は一見にしかず』という言葉にふさわしいものです。彼女の写真は、著名な科学者の複雑で深遠な研究を、一人一人のポートレートのシンプルな力強さを通して見事に表現しています」と見どころを語りました。 

ケルブル氏は、撮影に当たり、被写体となった科学者の一部と対談を行っています。在沖縄ドイツ連邦共和国名誉領事のティル・ヴェーバー氏は、「各科学者の手のひらには、一見ミステリアスなメッセージが書かれています。ケルブル氏とそれぞれの科学者との対談は、ドイツ語と英語で出版されており、今回OISTのトンネルギャラリーでも読むことができますので、是非ご覧ください。また、それぞれの作品のキャプションに示されたQRコードから短い解説を読むこともできます」と展示会の楽しみ方を説明しました。 

OIST学長兼理事長のカリンマルキデス博士はこう述べました。「この展覧会は、科学と芸術を融合させた創造性の精神そのものを示しています。現代において最も優れた科学者兼思想家である方々を讃えるものであることに感激しています。」 

最後に、カーペンシュタイン氏は、「この展覧会が、訪れるすべての人々にインスピレーションを与え、教育・科学への情熱に火をつけ続けることを確信しています。この展覧会は、複雑な考えを伝える芸術の力と、私たちを結びつける科学という普遍的な言語の証なのです。」と締めくくりました。 

本展示会は、2月29日まで開催されます。申し込み不要、入場無料です。この機会にぜひOISTキャンパスをご訪問ください。また、メッセージを書いていただけるコーナーでは、皆さんからのメッセージもお待ちしております。 

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展示会のオープニング式典の写真をこちらからご覧いただけます: OIST Flickr Album

OIST x DWIH東京 学術交流写真展「Fascination of Science-世界を変えた研究の原動力―」 

  • 期間:2024年1月30日(火)ー2月29日(木) 
  • 会場:沖縄科学技術大学院大学(OIST)トンネルギャラリー 
  • 開場時間:9:00-17:00 月曜日~日曜日(祝祭日を含む) 
  • 入場無料 
  • チラシ (PDF) 

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