調査した63地点 図2. 今回調査した63地点。シュノーケリングによる直接観察の結果(優占属)を加えた。 Date: 29 March 2023 Copyright OIST (Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University, 沖縄科学技術大学院大学). Creative Commons Attribution 4.0 International License (CC BY 4.0). Download full-resolution image Share on: Related Images 調査地点のサンゴ礁 図3. aは地点8の礁斜面、bは地点21の礁池でのサンゴ礁。ダイバーが直接観察によって同定した造礁サンゴ属と環境DNA解析法によって同定された属はほぼ完全に一致した。 脊索動物と水腔動物間の神経を作り出す遺伝子の発現場所の比較 脊索動物(ヒトを含む)の背側神経系を作りだす遺伝子はイトマキヒトデ(水腔動物の中の棘皮動物)の繊毛帯を作り出すように働いている。つまり、この二つの領域は相同であることが分かる。 それぞれの細胞クラスターによって特徴づけられた各部分 22個のクラスターのそれぞれが、(A,B)原腸胚と(C,D,E)幼生のどの部分を構成する細胞を含むのかを、発生関連遺伝子の発現パターンから決めることができる。例えば8のクラスターは頂板を、9のクラスターは体腔中胚葉を特徴づける。 同時観察調査のイメージ 同時観察調査のイメージ。海中でのダイバーによる直接目視観察と船上での表面海水からの環境DNAの採集を同時に行い、その結果を比較した。 相同遺伝子 A)ヒトデの後期原腸胚の口陥部で働く遺伝子。これらの多くはシュペーマン・オーガナイザー(形成体)で発現する。(B) 脊索動物の背側構造(脊索と底板)で発現する遺伝子群(左)と水腔動物の口陥部分(Aの波線部で横断図)で発現する遺伝子群(右)の比較。相同遺伝子が数多く発現することから、水腔動物の口陥部分は脊索動物の背側構造部分と相同と言える。
脊索動物と水腔動物間の神経を作り出す遺伝子の発現場所の比較 脊索動物(ヒトを含む)の背側神経系を作りだす遺伝子はイトマキヒトデ(水腔動物の中の棘皮動物)の繊毛帯を作り出すように働いている。つまり、この二つの領域は相同であることが分かる。
脊索動物と水腔動物間の神経を作り出す遺伝子の発現場所の比較 脊索動物(ヒトを含む)の背側神経系を作りだす遺伝子はイトマキヒトデ(水腔動物の中の棘皮動物)の繊毛帯を作り出すように働いている。つまり、この二つの領域は相同であることが分かる。
それぞれの細胞クラスターによって特徴づけられた各部分 22個のクラスターのそれぞれが、(A,B)原腸胚と(C,D,E)幼生のどの部分を構成する細胞を含むのかを、発生関連遺伝子の発現パターンから決めることができる。例えば8のクラスターは頂板を、9のクラスターは体腔中胚葉を特徴づける。
それぞれの細胞クラスターによって特徴づけられた各部分 22個のクラスターのそれぞれが、(A,B)原腸胚と(C,D,E)幼生のどの部分を構成する細胞を含むのかを、発生関連遺伝子の発現パターンから決めることができる。例えば8のクラスターは頂板を、9のクラスターは体腔中胚葉を特徴づける。
相同遺伝子 A)ヒトデの後期原腸胚の口陥部で働く遺伝子。これらの多くはシュペーマン・オーガナイザー(形成体)で発現する。(B) 脊索動物の背側構造(脊索と底板)で発現する遺伝子群(左)と水腔動物の口陥部分(Aの波線部で横断図)で発現する遺伝子群(右)の比較。相同遺伝子が数多く発現することから、水腔動物の口陥部分は脊索動物の背側構造部分と相同と言える。
相同遺伝子 A)ヒトデの後期原腸胚の口陥部で働く遺伝子。これらの多くはシュペーマン・オーガナイザー(形成体)で発現する。(B) 脊索動物の背側構造(脊索と底板)で発現する遺伝子群(左)と水腔動物の口陥部分(Aの波線部で横断図)で発現する遺伝子群(右)の比較。相同遺伝子が数多く発現することから、水腔動物の口陥部分は脊索動物の背側構造部分と相同と言える。