13.2 留意すべき事項

13.2.1  労働安全衛生法及びその他の重要な法律

職業上の安全衛生に関して、本学の活動は日本の労働安全衛生法[link: http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47HO057.html]の対象となっています。また、本学では独自の安全衛生管理規程[link: https://groups.oist.jp/ja/rs/rules-forms]を定めるとともに、沖縄科学技術大学院大学安全衛生委員会[link: https://groups.oist.jp/ja/rs/rules-forms]を設置しています。また、本学の各種研究及び学術活動に適用されるその他の法律については、本章の該当箇所にて取り上げます。

13.2.2  輸出入に関するコンプライアンス

日本は、他の多くの国々と同様、本学で実施される類の基礎研究で用いられる材料や設備を含め、事実上全ての商品の輸出入に規制や要件、また、場合によっては関税を課しています。特に懸念されるのが、軍事転用可能な品目、装置、物質、情報、そして試料です。ソフトウェア、製造ノウハウといった知的財産、そして利用マニュアルさえも、外国為替 及び外国貿易法(外為法)により管理・規制されます。規制品目の輸出には許可が必要です。国は、生物を含む各種品目、装置、物質、情報及び試料の輸入についても管理しており、また、それについて許可が必要とされる場合があります。日本では遺伝子組換え生物は特に注意が必要です。輸入が許可された品目であっても、料金・税金(「関税」という場合もあります。)の対象となることもあります(大学の研究活動に用いる場合には免除されることもあります)。輸出入管理のコンプライアンス確保に当たっては十分な注意を払い、かつ安全衛生セクション担当者の助言を求めるようにしてください。関連情報としては、以下を参照してください。

13.2.3 生物試料、化学薬品その他の規制物質の輸送

多くの研究試料や装置、物質の輸送は、郵便法、内国郵便約款、万国郵便条約、IATA 危険物質規則書等に基づき、厳格な規制の対象となっています。加えて、日本国内や海外での移動のための容器や包装についても、所定の要件を遵守している必要があります。規制要件の遵守を確実とするために細心の注意を払ってください。関連する法律には、以下のものがあります。

13.2.4 遺伝資源の取得
研究を目的として海外で遺伝資源を採取、又は海外から遺伝資源を日本国内に持込む場合、生物多様性条約に則り、事前に提供国の法令などを確認し、必要なアクセスと利益分配手続き(ABS手続き)を行わねばなりません。提供国の学術機関より取得または共同で取得する場合はプロボストオフィスに、また、学術機関以外の提供国の団体より取得または共同で取得する場合は技術移転セクションに連絡し、必要な手続きをとってください。対象となる遺伝資源には、動物、植物、微生物(ウイルスを含む)の個体やその一部、DNA/RNA抽出物、遺伝資源の利用についての伝統的知識などが含まれます。

13.2.5 安全サイン

「安全サイン」は、危険の警告や注意喚起を行うもので、キャンパス内の様々な場所に掲示されています。これらのうち一部は建設中や路上作業中に使用される一時的な警告表示です。研究棟の各室の扉に掲示されたものは、通常、常設のものであり、注意深くに受け止める必要があります。教職員、学生、そしてビジターは、全ての安全サインに注目し、従うことが求められます。安全サインは、沖縄科学技術大学院大学安全サインガイドライン [link:https://groups.oist.jp/sites/default/files/imce/u745/OSH/Safety-Sign-Guidelines.pdf]に基づき、作成・維持されます。

13.2.6 事故の対応及び報告

本学の全員が、安全衛生に関する事故について、「OIST 安全衛生に関する緊急時の対応手順及び緊急連絡先ガイドライン」[link: https://groups.oist.jp/ja/rs]及びその他の規程に基づき対応及び報告する責任を負います。具体的な対応及び報告の手順は、13.5[link: 13.5]の手続きを参照してください。また、その他の参考情報については、安全衛生セクションウェブサイト[link: https://groups.oist.jp/ja/node/1991]を参照してください。

13.2.6.1 ヒヤリハット・レポート/軽微な事故報告

本学は、キャンパスにおける災害防止のために「ヒヤリハット・プロジェクト」を推進します。ヒヤリ・ハットとは、ニアミスを意味します。研究活動及び日々の業務活動に潜む危険に対する意識を高めることにより、事故や怪我を未然に防ぐことを目的とします。ヒヤリハット及び軽微な事故事例は専用ウェブフォーム[link: https://groups.oist.jp/hiyari-hatto-project-report-form ]からレポートしてください。このような報告は、事故防止活動にのみ利用され、報告者が懲罰を受けることはありません。また、報告された事例は、個人や所属ユニット/セクションが特定できる情報を除き、ウェブページ[link: https://groups.oist.jp/ja/rs/hiyari-hatto-project ]に掲示され、学内で情報共有されます。