2022-05-19

100万米ドルの寄付金目標額を達成 OIST10周年記念キャンペーン

沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、OIST財団と共同で、設立10周年の節目にあたり、目標金額100万米ドルを掲げた募金活動「OIST 10周年記念キャンペーン」を昨年より開始しました。

OIST10周年記念式典を間近に控えた現時点において、200を超える個人、団体、企業から、目標額を上回る合計1,064,034米ドルの寄付を賜ることができました。募金活動は現在も継続中で、OISTの目指すゴールへの活動を加速させるために、皆様からのご支援をお願いしています。

OIST 10周年記念キャンペーン委員会の共同議長で、OISTの理事でもある藤田浩之博士は、次のように述べています。「米国、日本、そして世界中の個人や団体の皆様と各キャンペーン委員より、かつてないほど寛大なご支援をいただき、感謝申し上げます。寄付金は、言うまでもなく、イノベーションと卓越性を推進するために使用されます。これらの資金と、それによって築かれる戦略的なつながりによって、次の10年とその先のOISTの成功が大きく保証されるでしょう。」

OISTがそのミッションを遂行する上で、日本政府からの補助金が不可欠であることに変わりはありませんが、民間からの寄付金は、OISTが科学そのものや社会にとってより強い価値を作り出し、科学研究とイノベーションの最前線に立ち続けるための一助となっています。

同キャンペーンでは、3つの優先課題を核に据えています。一つ目は、OISTの主要な戦略的優先研究課題である「環境の持続可能性」です。寄付金は、日本で最も新しいユネスコ世界自然遺産となった沖縄県北部のやんばる地域を含む沖縄の自然環境の保全と保護を支援する取組みを主導するなど、気候変動への取り組みを加速するために使用されます。また、OISTは、世界の海洋科学分野を率いる立場を確立するため、サンゴの再生・保全に取り組む学生のためのフェローシップを立ち上げ、OISTマリン・サイエンス・ステーションに科学調査船、ダイビング施設、最新の飼育システムを整備することなどを計画しています。

第二の優先課題は、OIST を、沖縄、日本、そして世界とつなぐ架け橋とすることです。沖縄の児童生徒、特に女子生徒を対象とした教育プログラムを通して、OISTと地域社会とのつながりを強化します。また、資金の増大により、より多くのアウトリーチ活動を行うことができるようになり、OISTの研究を地域に還元して、沖縄の持続可能性を促進することにつながります。また、この募金活動を通じて、本学と世界との間にも架け橋が築かれています。米国のクリーブランドクリニックとの関係を深めたり、「女性科学者活躍支援のためのリタ・R・コルウェル・インパクト基金」を通じて科学界の女性を支援するなど、重要な役割を担っています。

第三の優先課題は、OISTの財源を強化かつ多様化し、ニーズの変化に迅速かつ柔軟に対応できるようにすることです。長期的な資金調達を行うことで、OISTは単年度予算による制約を受けにくくなり、長期にわたって卓越性を維持し、イノベーションを起こし続けることが可能となります。

OIST財団プレジデントのデービッド・ジェインズ氏は、次のように述べています。「OISTの歴史の節目に100万米ドルを達成できたことは、大きな成功と言えるでしょう。まさに、OISTの将来性を示すものです。この成功を礎に、OISTのためになるような募金活動の機会を拡大していくことを目指します。」

OISTが「人類のための知の前進」というミッションを遂行し、その可能性を最大限に発揮するために、ぜひご支援をお願いいたします。米国からのご寄付は、OIST財団へ、日本及びその他の地域からは、寄付のお願いから直接ご寄付をお願いいたします。寄付金は税額控除対象となり、米国および日本で証書が発行されます。

詳しくはOIST10周年記念サイトをご覧ください。

(ダニ・アレンビ)

広報や取材に関して:media@oist.jp