2019-06-17

日建ハウジング、OISTの起業支援向けに大口の寄付

 OISTはこの度、イノベーションと起業プログラムの支援として、株式会社日建ハウジングから総額3000万円の分割寄付を受けることになりました。

 株式会社日建ハウジングは、住宅やホテル開発、環境事業を広く行う、沖縄に拠点を置く企業です。同社の今後3年間にわたる毎年1000万円の寄付により、沖縄での起業を後押しすべく、「日建ハウジング・アントレプレナーシップ及びイノベーション基金」が本学に設立されました。

 日建ハウジングを代表して取締役 眞保榮 ゆかり氏は「産業界も、行政や学術界と協力しながら、社会が直面する課題の解決に取り組まなくてはなりません。当社は、OISTの「世界をリードする研究を行う」という目的と、「沖縄にインパクトを与える」というビジョンに触発されました。デベロッパーとして、特に沖縄という島嶼環境において持続可能な開発を促進する、新たな科学技術の開発・発展に強い興味があります。沖縄と沖縄の自然環境に貢献し、沖縄を世界につなげる将来のイノベーターの教育や育成を、日建ハウジングは応援したいと考えています。」と話しています。

 日建ハウジング・アントレプレナーシップ及びイノベーション基金は、沖縄の成長を加速させるため、OIST及び沖縄県における技術革新を促進する、技術開発イノベーションセンター(TDIC)の活動を支援します。TDICは、産業界とのパートナーシップや提携を支援し、OISTで増えつつある知的財産を管理しながら、スタートアップのサポートとインキュベーションを通じた技術の事業化支援によって、イノベーションに向けた統合的アプローチを進めています。

 本基金は、TDICへのフレキシブルな資金供給源として機能することが予定されています。これによりTDICは、科学における発見を社会還元するまでの近道を模索するための新しい活動を追求していくことが可能となります。このことは、沖縄のイノベーション・エコシステムを創出していくという、OISTのコミットメントを強化することへとつながります。

  「世界で最も革新的な技術および企業の多くは、大学の研究室で行われた科学的発見にルーツを見いだすことができます。OISTで行われている研究は、持続可能なエネルギー、環境保護、健康長寿などの分野で、新たな技術開発や新産業を創出させるだけでなく、沖縄を豊かにすることができるのです。」と、OISTピーター・グルース学長はコメントしています。

 OISTは、科学を前進させ、次世代を育成し、新規のアイデアを市場導入し、研究や教育、イノベーションを通じて、沖縄に変革をもたらすことを目指しています。日建ハウジング様からの複数年にわたる寄付は、このOISTの目標が軌道に乗っていることを示す、いわば信任投票と捉えています。科学の発展と実社会への応用とのギャップを埋めるために私たちを支援してくださる日建ハウジングからの寄付を、心より感謝しています。今後の沖縄における更なる持続的な発展を期し、私たちは、多くの皆様と同様のパートナーシップを築いていけることを期待しています。」

 

 

 

(エリカ オバーフェルト)

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