それぞれの脳領域における報酬待機行動に対するセロトニンの影響

2020-11-24

内側前頭前野(mPFC)、前頭眼窩野(OFC)、側坐核(NAc)それぞれに投射するセロトニン神経(黒い矢印)を刺激したときに、不確実なタイミングでエサが出る課題(例:エサが2、6、10秒後のいずれかで出る)と、一定のタイミングでエサが出る課題(例:エサが必ず6秒後に出る)とで報酬を待つ行動にどのような影響が生じるのかを調べました。その結果、NAcのセロトニン神経を刺激したときには待機行動に特に変化は見られませんでしたが、mPFCのセロトニン神経を刺激すると不確実なタイミングでエサが出る課題でのみ待機行動がわずかに促進されました。さらにOFCのセロトニン神経を刺激すると不確実なタイミングでエサが出る場合には強い待機行動促進効果が見られ、一定のタイミングでエサが出る場合には弱い効果が見られました。破線の矢印の太さは、効果の強さを示しています。

画像はどなたでもご自由にご使用いただけます。ご使用の際は、必ず画像/動画データの提供元がOIST(または、沖縄科学技術大学院大学)であることを明記してください。 クリエイティブ・コモンズ 表示 2.0 ライセンスの下に提供されています。

高解像度イメージをダウンロード