図1 (A)軸索とシナプス前末端 (B) シナプス伝達

2019-12-25

図1 (A)軸索とシナプス前末端 (B) シナプス伝達

細胞の中に張り巡らされてる細胞骨格タンパク質は、微小な管状構造をしているチューブリン重合体「微小管」と、螺旋状の繊維状構造のアクチン重合体「アクチン繊維」から形成され、これが細胞の構造と機能を支えている。神経細胞の微小管は軸索に存在していて、細胞体とシナプス前末端の間をつなぐレールとして分子やオルガネラの輸送を行っている(図1A)。これに対してアクチン繊維は軸索の先端、シナプス前末端に局在している。シナプス前末端には伝達物質を充填された「シナプス小胞」が多数存在してる。活動電位が細胞体から軸索を経てシナプス前末端に到達すると前末端にドックしている小胞が放出部位の膜と融合して開口し、伝達物質を放出する(図1B)。興奮性シナプスでは伝達物質のグルタミン酸が放出される。グルタミン酸は拡散してシナプス後細胞のグルタミン酸受容体と結合して、シナプス応答「興奮性シナプス後電位(EPSP)」を発生させ、EPSPのサイズが閾値を超えると活動電位が発生して、シナプス後細胞の軸索末端に向かって伝播される。この確立したシナプス伝達過程のなかで、骨格筋タンパク質が果たしている役割はまだ解明されていない。

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