2022-09-05

恩納村の夏の恒例イベント「こどもかがくきょうしつ2022」 開催

沖縄科学技術大学院大学(OIST)と恩納村が協力して毎年開催する「恩納村・OIST こどもかがくきょうしつ」が、今年も8月15日から8月19日の5日間にわたって開催されました。当初は2年ぶりに対面での開催が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染の急拡大により急遽オンラインでの開催となりました。今年で12回目となる本イベントでは、恩納村外に住む小学生向けクラス「オープンクラス」を初めて作り、小学1年生から中学生約200人が参加しました。

今年のプログラムでは、以下6つのクラスが開講されました。

  • 小学1-2年生クラス 「みずのなかのいきもの」
  • 小学1-3年生クラス 「暗闇の世界~シロアリの生活~」
  • 小学3-4年生クラス 「スライムの不思議~暮らしを支えるポリマー」
  • 小学5-6年生クラス 「生き物を進化させよう」
  • 中学生クラス      「バーチャル空間で脳を作ろう」
  • オープンクラス  「身のまわりの世界を知ろう」

小学1-2年生クラス「みずのなかのいきもの」の講師を担当した OIST研究員のマノン・メルキャデーさん 

小学校1年生から3年生を対象にしたクラスでは、「暗闇の世界~シロアリの生活~」をテーマに、シロアリの体の構造や生態について学びました。このクラスに参加した恩納村立山田小学校2年生の島袋昊太朗さんは「最初シロアリは気持ち悪いと思ったけれど、先生の話を聞いて、木を分解してくれる良い生き物だと思った」とクラスでの体験を述べてくれました。

小学1-3年生クラス 「暗闇の世界~シロアリの生活~」の講師を務めたOIST技術員の森一夫さん

恩納村以外の県内の小学校3年生から4年生を対象としたオープンクラスでは「身のまわりの世界を知ろう」をテーマに、身近にある不思議を探求することの大切さを学びました。参加した子どもたちは、どうして?なんで?といった視点をもちながら、各々が自分だけのアリを形と言葉で表現しデザインしました。子どもたちがデザインしたアリの中には、足が吸盤になっていて壁にくっつくことのできるアリや、猫のように高いところから落ちてもうまく着地ができるアリなど、斬新なアイデアにあふれていました。

恩納村以外の沖縄県の50名のこどもたちが参加したオープンクラス「身のまわりの世界を知ろう」の授業の様子

小学校5年生から6年生を対象にしたクラスでは、いきものの進化について考えました。OISTの学生、ダルシニ・ラビシャンカーさんが様々なアクティビティーを通して分かりすく進化について講義しました。子どもたちからたくさんの質問が寄せられるなど、多くの参加者が進化について興味を持っている様子が伺えました。

小学5-6年生クラス 「生き物を進化させよう」の授業の様子。OIST学生のダルシニ・ラビシャンカーさん(右)が講師を務めた。 

今年も1週間にわたるこどもかがく教室が盛況に終わりました。どれも好奇心のくすぐられるものばかりで、参加した子どもたちは積極的に質問をしていました。このプログラムが、子どもたちにとって科学の扉を開くきっかけになることを願っています。来年こそは対面での開催ができることを期待しています。

*この記事は、2022年度OISTインターンシッププログラムに参加した琉球大学の3名の学生、喜納愛理さん、ファーエゼ・ザーレさん、中里結さんによって執筆されました。

本記事の執筆者の3名。左から、喜納愛理さん、ファーエゼ・ザーレさん、中里結さん。8月7日から19日まで、OISTの広報ディヴィジョン地域連携セクションでインターンを経験し、本記事執筆以外にも、こどもかがく教室の運営補助、通訳を務めた。 

広報や取材に関して:media@oist.jp