2022-09-09
本研究のポイント がんなどに関与する遺伝子として知られている「Tob遺伝子」が、抑うつ、恐怖、不安を軽減する重要な役割を果たすことが研究で明らかになった。 本研究では、マウスを用いて細胞生物学と神経科学の実験を行った。 Tob遺伝子が脳の海馬で働くと、恐怖や抑うつを軽減する重要な役割を果たすことが判明した。しかし、不安は軽減しないため、脳の別の部分でも働いていると考えられた。...
Type: プレスリリース
2022-08-16
コミュニケーションスキルを習得するためには、良い教師(コーチ)を持つことが近道です。 歌を学習する鳥、ソングバードの一種であるキンカチョウは、通常親をコーチとし、親が唄う歌を聴き、これを学習します。ヒナはスピーカーなどから親の歌を聴いてもこれを学習しないため、親子が直接関わって歌を聴くことでヒナの学習意欲が高まることが必要だと言われてきました。 しかし、...
Type: プレスリリース
2022-08-09
神経系の特殊な細胞である神経細胞(ニューロン)は、おそらくこれまでに誕生してきた細胞の中で最も複雑な細胞といえるでしょう。人間の神経系は、膨大な量の情報を処理し、伝達することができます。しかし、このような複雑な細胞がどのように生まれたのかについては、長年議論が交わされてきました。 このほど、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、...
Type: プレスリリース
2022-06-22
本研究のポイント アルツハイマー病に関わるタンパク質で、「微小管」という細胞の構造を作る線維に結合する「タウ・タンパク質」が、マウスの脳内でシナプス間の信号伝達を低下させることが本研究で明らかになった。 シナプス前細胞の「シナプス前末端」にタウ・タンパク質を注入すると、多くの微小管が新たに生成される。 微小管の新たな生成が過剰に起こると、「エンドサイトーシス」が阻害され、...
Type: プレスリリース
2021-12-13
この度、谷淳教授の研究に対して、Google Asia Pacific社より使途の制約を設けない3万米ドルの寄付が行われました。沖縄科学技術大学院大学(OIST)より、Google Asia Pacific社に感謝申し上げます。 人類は常に、自己を定義するものが何であるか、何が私たちの意思決定、世界認識、自己意識の原動力となるのかを問い続けてきました。...
Type: ニュース記事
2021-12-07
本研究のポイント 脳の免疫細胞であるミクログリア(または、小膠細胞(しょうこうさいぼう))は、神経変性疾患や外傷性脳損傷に対する第一の防衛線である。 しかし、ミクログリアの前駆細胞が発生過程でどのようにして脳のさまざまな領域に移動するのかについて知られていなかった。 本研究では、受精後24時間から60時間のゼブラフィッシュ胚において前駆細胞を追跡し、...
Type: プレスリリース
2021-04-12
人間の脳には860億個ものニューロンがあり、複雑で広大なネットワークで結ばれています。このネットワークは、私たちの動作、思考、会話や記憶などを制御しており、シナプスと呼ばれる何兆もの接合部を介して重要な情報をやり取りしています。それぞれのニューロンには、このシナプスを介して何千もの信号が常に送られており、その中には重要なものもそうでないものも含まれています。しかし、...
Type: ニュース記事
2021-01-20
ポイント 本研究では、脳の一部である大脳基底核に存在するニューロンを調べた。大脳基底核は、損傷を受けると人の運動能力に深刻な影響を与え、一見簡単な「手を伸ばして握る」という動作が非常に困難になることがある。 研究員たちは大脳基底核上に存在する線条体のD1直接路出力ニューロンとD2間接路出力ニューロンに注目して研究を行った。 これらのニューロンは、...
Type: プレスリリース
2020-12-22
ニューロンは、私たちの脳の電気配線のようなもので、外界からの情報を受信し、その情報を身体の他の部分に伝える役割を担っています。ニューロンが正しく機能するためには、ニューロン同士が「会話」をする必要があり、それはニューロン間の接続部として機能する特殊な構造物であるシナプスを介して行われます。シナプスはニューロン同士をつなぐだけでなく、このネットワーク内を流れるすべての情報を受信し、処理し、保存し、...
Type: プレスリリース
2020-12-18
概要 沖縄科学技術大学院大学(OIST)が、理化学研究所脳科学センターおよび京都大学と共同で、MRIによる脳の神経経路の解析の精度を向上させる新たな手法を開発しました。この手法はパーキンソン病やアルツハイマー病などの精神神経疾患に伴う神経経路の変化の解明に貢献します。本研究成果は、12月18日に科学誌...
Type: プレスリリース
2020-11-28
渋滞に巻き込まれたバスを待ちぼうけたり、大好きな新しい本や映画、アルバムのリリースを辛抱強く待たなければならなかったり。このような経験は誰にでもあるのではないでしょうか。早く良い結果を得たいという衝動を抑制することを学ぶことは、未来の成功のために不可欠であることはよくありますが、辛抱強さが脳でどのように調節されているかは、いまだによくわかっていません。 沖縄科学技術大学院大学(OIST)...
Type: プレスリリース
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