2015-12-25
 糖尿病は死亡原因の上位を占めている疾患です。1型糖尿病の患者は、インスリン産生細胞が免疫作用により破壊されるため、毎日インスリン注射を打たなくてはなりません。インスリン摂取量を劇的に減らし、インスリン投与への依存を断ち切るための効果的な治療法は、膵臓にあるランゲルハンス島(膵島)を移植することです。移植者の肝臓にインスリン産生細胞を注入すると、...
Type: ニュース記事
2015-12-04
 人体の細胞には、自死または生存を促進する複雑な分子機構が存在し、自死と生存の狭間で揺れ動いているということが最近の研究で明らかになってきました。このような概念は、プログラム細胞死(PCD)として知られています。PCDが確認された2000年代初期には、PCDの引き金となる遺伝子および蛋白質の発見に研究の主眼があり、細胞の生存を促進するプロセスは、あまりよく分かっていません。  このたび、...
Type: ニュース記事
2015-10-29
 「BioEssays誌の表紙を飾ったローテーション・モデルが、従来の膜受容体に対する考え方を一変させるでしょう」と語るのは、約半世紀に渡りインスリンとインスリン受容体結合の研究を続けてきた著名な研究者、ピエール...
Type: ニュース記事
2014-12-19
 あらゆる運動、感覚、記憶機能に関与して、これらの生命活動を可能にしているのは、脳内のカルシウムイオンです。しかしカルシウムイオンがニューロン(神経細胞)内の標的分子に到達するスピードやそのタイミングが情報伝達に与える影響については、完全には解明されていません。沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者らは、カルシウムチャネルから小胞※...
Type: プレスリリース
2014-07-10
   7月9日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)マリンゲノミックスユニットの安岡有理研究員(日本学術振興会特別研究員)により、東京大学との共同で、カエルの頭部の発生メカニズムに関する...
Type: ニュース記事
2014-04-25
 私たちの体を構成する約60兆個の体細胞では、細胞と細胞の間で、絶えず情報のやり取りが行われています。情報は化学物質として放出され、細胞膜にある受容体がそれを受け取り、細胞内に情報を伝えます。山本雅教授率いるOIST細胞シグナルユニットは、LMTK3という受容体の細胞内輸送に関わるタンパク質を欠損させたマウスの行動を仔細に調べ、これらのマウスが多動性行動異常を示すことを明らかにしました。...
Type: ニュース記事
2014-03-05
 私たちの体を支える骨格は、骨組織を壊し、血液中のカルシウム濃度を高める破骨細胞と、血液中のカルシウムを取り込み、骨に蓄える骨芽細胞の働きのバランスにより新陳代謝を行っています。この代謝は主にホルモンにより調節されているほか、近年CNOTという細胞内タンパク質の関与が明らかになってきました。CNOTは現在、CNOT1からCNOT11までの11種類が確認されており、細胞内で余分になったmRNA(...
Type: ニュース記事
2012-11-12
 米国フロリダ州マイアミ大学で充実したポスドク研究生活を送り、フロリダの温暖な気候に慣れ親しんだ石川裕規准教授。この新進気鋭の免疫学者にとってOISTの教員ポジションに応募し、オファーを受け入れることはそれほど難しくはありませんでした。とはいえ、沖縄の青い空と海風だけが、彼を本学に引き寄せたわけではありません。「OISTが学際的研究を強く奨励している点が、...
Type: ニュース記事
2012-10-09
 細胞は体からの要求に応答するために、常に特定の遺伝子のスイッチを入れたり切ったりしています。そのスイッチの切り替えは、細胞がRNAと呼ばれる遺伝子のコピーを作成するプロセスを開始または停止することに相当します。タンパク質を製造する装置がその「転写産物」を読みとり、その遺伝子に対応した最終産物を作ります。  しかし、遺伝子のスイッチを適切かつ完全に切るには、...
Type: ニュース記事
2012-07-24
 ヒトであれ、アルマジロやウミウシであれ、生命の始まり方にほとんど変わりはありません。形の定まらないとても小さな幹細胞の固まりが生命の起源なのです。そこから、遺伝子発現をオン・オフにする複雑かつ巧妙な遺伝子制御のプログラムが展開され、細胞分化を経て個体へと成長を遂げます。しかし、個々の細胞がどのような働きをし、いつ分化を遂げ、...
Type: ニュース記事
2012-05-02
柳田充弘教授  5月1日、米国科学アカデミー(National Academy of Sciences / NAS)は、OISTの柳田充弘教授のこれまでの斬新で優れた研究業績を評価し、同教授を外国人会員に選出したと発表しました。NASは権威ある学術団体として知られおり、...
Type: ニュース記事
2012-01-05
  全ての細胞は、遺伝情報を司るDNAを正確に複製し、分裂することで増殖を繰り返します。細胞はそれぞれ決まった周期で分裂と増殖を繰り返しており、複製された姉妹染色分体が分離し、染色体DNAが正確に2つの娘細胞に分配される時期を分裂期と呼びます。この時期に染色体は凝縮し、コンパクトで堅さを持った棒状の凝縮染色分体となります。この染色体凝縮は正確な染色体分配のために必須の過程で、...
Type: Event Report
Subscribe to 分子・細胞・発生生物学