2020-10-15
1998年に、海水温の上昇により、観測史上最悪とも言える大規模なサンゴの白化現象が発生しました。グレートバリアリーフからインドネシア、中央アメリカまで、サンゴは白く幽霊のようになり、多くのサンゴが死滅してしまいました。しかし、それは前兆に過ぎませんでした。その後20年以上の間、サンゴの白化現象はより深刻な形で頻繁に起こり、今後もこの傾向は続くと予測されています。しかし、...
Type: プレスリリース
2020-10-02
翼のような足を持つことから翼足類と呼ばれるシーバタフライやシーエンジェルは、これまで考えられていたよりも酸性の海に耐性を持っている可能性がある、と科学者たちが報告しています。 研究チームは、翼足類の進化の歴史を掘り下げることで、これらの生き物が予想以上に古くから存在し、海水の温度上昇や酸性化といった過去の危機を生き延びてきたことを確認しました。 2020年9月24日に...
Type: プレスリリース
2020-09-30
新型ウイルスSARS-CoV-2は、2019年末に初めて確認されてから、感染した人々にさまざまな影響を与えています。このウイルスが引き起こす新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症すると、重症化して入院が必要になる人がいる一方で、症状が軽い人や無症状で済む人もいます。 年齢や持病の有無など、重篤な反応を起こしやすいかどうかに影響を与える要因はいくつかあります。...
Type: プレスリリース
2020-08-06
全ての生物は細胞の中にDNAを持っています。細胞に含まれる全DNA配列をゲノムと呼び、その中には生物を構成する全ての遺伝情報(遺伝子)が含まれています。しかし、生物のゲノムの大きさは実に様々です。例えば、キヌガサソウと呼ばれる植物ではゲノムの大きさが1500億塩基対もあるのに対し、キジラミに共生するカルソネラと呼ばれる細菌ではその百万分の1の約15万塩基対しかありません。...
Type: プレスリリース
2020-07-29
何百万年もの間、大洋に浮かぶ島々は生物多様性の宝庫であり、固有の種が繁栄してきました。科学者たちは、離島で動植物がどのように定着し進化するのか、という疑問に対して様々な理論を打ち出していますが、長い時間軸で発生する進化過程の考え方を検証することは、長年の課題となっていました。 近年はDNAシーケンスや3Dイメージング、計算科学といった最先端技術により、...
Type: ニュース記事
2020-07-16
海洋プランクトンは、海における漂流者です。プランクトンには、藻類、動物、細菌、原生生物があり、潮流と海流によって漂っています。多くのプランクトンは肉眼ではほとんど観察できないくらい小さいですが、中にはクラゲのように比較的大きく成長するものもあります。 海洋プランクトンの多様性は予想をはるかに上回ります。これは何十年もの間、生態学者を悩ませてきた、海を漂流する生き物についての一つの事実です。...
Type: プレスリリース
2020-06-24
4万年前までは、私たちはこの地球上で唯一の人類というわけではありませんでした。ヨーロッパの大草原地帯ではネアンデルタール人が歩き回り、デニソワ人はアジア中に広がっていました。インドネシアには小型の人類「ホビット」が、アフリカには他に少なくとも3種のヒト族が存在していたのです。これらの初期人類は多くの点で現代人と似ていたことがわかっています。彼らは比較的大きな脳を持ち、狩猟採集社会に住み、...
Type: ニュース記事
2020-06-22
[沖縄県水産海洋技術センターとの共同プレスリリース] 概要 沖縄科学技術大学院大学(OIST)と沖縄県水産海洋技術センターは、2016年に世界で初めてオキナワモズク※1S株(品種名:イノーの恵み)のゲノム解読に成功しましたが、今回はその時解読したS株に加え、勝連(K株)、恩納(O株)、知念(C株)で発見された特徴的なオキナワモズクのゲノム解読を行いました。...
Type: プレスリリース
2020-01-10
 日本では19世紀後半から真珠養殖が盛んに行われ、美しい真珠を広く養殖・商品化できるようになりました。一方、遺伝学的、進化論的な観点では、真珠の母貝であるアコヤガイ(Pinctada fucata)について、これまでほとんど理解されてきませんでした。沖縄科学技術大学院大学(OIST)マリンゲノミックスユニット...
Type: プレスリリース
2019-10-01
 ミツバチの大量死(蜂群崩壊症候群)は地球環境やグローバル経済、世界の食料安全保障に深刻な影響を与えます。大量死の原因の一つはミツバチに寄生するバロアダニで、体長わずか数ミリのこのダニが、ミツバチのコロニーに潜入しウイルスを媒介します。しかしバロアダニの生態については、これまでほとんどわかっていませんでした。  沖縄科学技術大学院大学(OIST)生態・進化学ユニットの研究者たちは、この度、...
Type: ニュース記事
2019-07-30
 微小な寄生動物であるニハイチュウ(二胚動物)はわずか30個の細胞からなるため、単細胞動物である原生動物と多細胞動物である後生動物の中間的な位置にある動物とされており、中生動物と言われています。体は基本的に3つの部分から構成されていますが、動物界にいる普通の動物よりもずっと単純です。しかし、もとは海にいる普通の無脊椎動物と同じような体をもっていたということが、最近明らかになりました。...
Type: プレスリリース
2019-06-14
 バーテンダーは自分の技を磨き、新規のお客様を引きつけるために斬新な組み合わせのカクテルをつくり出す一方で、常連客にはその人好みのお馴染みのドリンクを数種類ブレンドして喜ばせます。驚いたことに毒蛇もこれと同じことをするのです。ただし毒蛇のカクテルは相手を喜ばせるためのものではなく、死に至らしめるものです。  沖縄科学技術大学院大学(OIST)...
Type: ニュース記事
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