2018-11-09
  耳慣れない言葉かもしれませんが、「粘弾性流体」は、人の静脈内や、アラスカを縦断する1,300キロメートルの原油パイプラインの中まで、至るところに存在します。粘弾性流体は油や水のようなニュートン流体とは異なり、粘着性の唾液のように引き伸ばすことができます。この驚異的な動作を可能にしているのが流体内にある鎖のような分子で、...
Type: プレスリリース
2018-06-21
 沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームは、隕石などの衝突現象を実験により再現することで、惑星や衛星に見られる衝突クレーターの「光条」がどのように形成されるかを明らかにしました。これにより、クレーターを形成した隕石の大きさを計算することができ、太陽系形成論などの諸研究に役立つ可能性があります。本成果は、米国物理学会発行の学術誌...
Type: プレスリリース
2018-02-01
  水道の蛇口をひねったことのある人なら誰でも、なんらかの流体力学の知識を持っていると言えます。 家庭用配管であれ産業用の石油やガス輸送のためのパイプラインであれ、配管を流れる流体は、速度が遅い時はスムーズに流れ、速度の速い時はより乱雑な流れとなります。   130年以上前に、英国の物理学者で技術者でもあったオズボーン・レイノルズは、遅い速度の流体の流れを、...
Type: ニュース記事
2018-01-23
  マヘッシュ・バンディ准教授の自宅を覗いてみると、キッチンカウンターの上に、水面にコショウの粉粒を散りばめた水の入ったボウルが用意されています。 沖縄科学技術大学院大学(OIST)で物理学を教えるバンディ准教授は、箸の端っこを石鹸水につけ、さも愉快そうな表情で夕食に招いた客人たちに尋ねます。「この石鹸を水面につけると、コショウの粉粒はどうなると思う?」  ...
Type: ニュース記事
2017-10-02
Type: ビデオ
2017-10-02
 表面張力の効果は、実は日常的な多くの現象において、非常に重要なものです。例えば、雨の小さな滴が窓に付着したり、シンクに張った水に洗剤を加えると泡が発生したり、アメンボが池の水面を歩くことができるのは、表面張力のおかげなのです。 いわゆる「ワインの涙」も同じ原理で起こります。これは、ワイングラスの縁に近いグラス内側上方部に透明な液体のリングができ、その部分に継続して液滴が形成され、...
Type: ニュース記事
2017-04-24
   将来の医療分野にとって重要なコンセプトとなるのが、「ラボ・オン・チップ(LOC)」と呼ばれる装置の開発です。「チップ」と言っても、LOCはコンピュータに内蔵されている電子チップのことではなく、血液や尿など体液を流し込む特殊なマイクロスケールの流路(マイクロ流路)が加工された小さな装置のことを指します。このマイクロ流路に取り付けられたバイオセンサーにより、例えば、...
Type: ニュース記事
2016-11-22
 液体は私たちの生活と重要な関わりを持っています。水のような液体はニュートン流体と呼ばれ、それらの粘性は良く知られています。しかしながら、多くの流体は、粘性と同時に弾性も持ち合わせています。そのような流体は、身近な化粧品や洗剤、塗料などに多くみられ、液体とも固体ともとれる粘弾性(粘性と弾性が合わさった性質)の性質を持っています。しかし、それらの流体質がどのように流れを生じるのか、...
Type: ニュース記事
2016-11-22
障害物であるシリンダー周辺を流れるひも状ミセル溶液の流れの動きを捉えた映像。糸状に伸びた流体の様子を、蛍光トレーサー粒子を用いて顕微鏡で可視化した。流体速度が上がると、シリンダー上流で流れの動きが不安定になる。これは、ニュートン流体が下流側で不安定になるのとは逆の現象である。
Type: ビデオ
2016-06-29
 水たまりに落ちる雨粒やコーヒーに入れたミルクなど、液体を混ぜたり洗い流したりする過程で、液体はどのように混ざり合うのか、不思議です。小さな水滴はまたたく間に吸収されるため、瞬時のことと思いがちです。しかし、実際には、目に見えている以上に複雑な過程があります。  この度、沖縄科学技術大学院大学(OIST)のサイモン・ハワード博士とエイミー・シェン教授は、スタンフォード大学のダニエル・...
Type: ニュース記事
2016-04-19
 通常多くの配管システムには、水などの液体を異なる方向に送る交差点や結合部が備わっています。交差点に達した流体が実際にどのように流れるかを考えたことがあるでしょうか?沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者らは、十字形流路装置の各流路に特定の方法で流体を流すと、交差するところで予想もしていなかったらせん渦が形成されることを見出しました。本研究成果は米国物理学会が発行する科学誌「Physical...
Type: ニュース記事
2015-03-31
   接近してくる台風の破壊力を正確に予測できれば、事前の対策のあり方が大きく変わり、その結果、人命の安全確保にも影響します。しかし進路予測に比べ台風の強度の予測技術は、気候科学において過去数十年間にわたりあまり進歩してきませんでした。    この度沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者らは、現在の予測モデルでは考慮されていない台風のある側面が、...
Type: ニュース記事
Subscribe to 流体科学