2020-05-19
歯磨き粉やフェイスクリーム、ヘアジェル、マヨネーズ、ケチャップなど家庭でお馴染みの品について、深く考えているような人はあまりいないかもしれませんが、流動挙動という点から見ると、これらは実に珍しい性質を持っています。こうした品々はすべて弾粘塑性材料であり、静止状態では固体のようにふるまいますが、十分な力が加えられると液体のような流動に変わります(この現象を降伏という)。...
Type: プレスリリース
2020-03-11
細胞を取り囲む細胞膜は選択的障壁として働き、細胞の内容物を包み囲むことで外部環境から保護し、細胞に出入りできる物質を選択する役割を担っています。しかし細胞膜のこの特性が、DNA、タンパク質、薬物などのナノ材料を細胞内に効率よく輸送する技術の開発を阻んできました。 この度、高麗大学校と沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者らが共同で、細胞膜を変形させる微小ならせん渦を利用した、...
Type: ニュース記事
2020-01-28
シリンダーの先端を高速ビデオカメラを備えた顕微鏡で見た様子。上は、シリンダーが同調性の高い動きを示した動画。シリンダーの最初の位置と動いている位置の追跡情報が重なって表示されている。左下と右下は、両シリンダーのX座標とY座標がそれぞれ時間とともにどのように変化するかを示している。
Type: ビデオ
2020-01-27
  ヒトの関節内には特殊なねばっとした液体が流れており、粘液などの物質を構成しています。これらの液体にはポリマーやタンパク質のような長くて柔らかい分子が含まれており、延伸したり衝撃を吸収したりすることができます。   しかしこれまで、この不思議な液体が生体内に存在する微細な構造とどのように相互作用するのかについては、完全に理解されていませんでした。特に興味深い構造は、...
Type: ニュース記事
2020-01-25
 水道の蛇口から出る流水は、パイプを通る過程の複雑な旅路を物語ってくれます。水が高速に蛇口から出る時、水の流れは乱れ、無秩序で、海の波が衝突しているように見えます。  蛇口からの層流(低速で一定で規則的な流れ)に比べ、乱流については科学的にほとんど解明されていません。層流がどのように乱流になるかについては、さらに知られていません。流体が中くらいの速度で移動するときには、...
Type: プレスリリース
2018-11-09
  耳慣れない言葉かもしれませんが、「粘弾性流体」は、人の静脈内や、アラスカを縦断する1,300キロメートルの原油パイプラインの中まで、至るところに存在します。粘弾性流体は油や水のようなニュートン流体とは異なり、粘着性の唾液のように引き伸ばすことができます。この驚異的な動作を可能にしているのが流体内にある鎖のような分子で、...
Type: プレスリリース
2018-06-21
 沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームは、隕石などの衝突現象を実験により再現することで、惑星や衛星に見られる衝突クレーターの「光条」がどのように形成されるかを明らかにしました。これにより、クレーターを形成した隕石の大きさを計算することができ、太陽系形成論などの諸研究に役立つ可能性があります。本成果は、米国物理学会発行の学術誌...
Type: プレスリリース
2018-02-01
  水道の蛇口をひねったことのある人なら誰でも、なんらかの流体力学の知識を持っていると言えます。 家庭用配管であれ産業用の石油やガス輸送のためのパイプラインであれ、配管を流れる流体は、速度が遅い時はスムーズに流れ、速度の速い時はより乱雑な流れとなります。   130年以上前に、英国の物理学者で技術者でもあったオズボーン・レイノルズは、遅い速度の流体の流れを、...
Type: ニュース記事
2018-01-23
  マヘッシュ・バンディ准教授の自宅を覗いてみると、キッチンカウンターの上に、水面にコショウの粉粒を散りばめた水の入ったボウルが用意されています。 沖縄科学技術大学院大学(OIST)で物理学を教えるバンディ准教授は、箸の端っこを石鹸水につけ、さも愉快そうな表情で夕食に招いた客人たちに尋ねます。「この石鹸を水面につけると、コショウの粉粒はどうなると思う?」  ...
Type: ニュース記事
2017-10-02
Type: ビデオ
2017-10-02
 表面張力の効果は、実は日常的な多くの現象において、非常に重要なものです。例えば、雨の小さな滴が窓に付着したり、シンクに張った水に洗剤を加えると泡が発生したり、アメンボが池の水面を歩くことができるのは、表面張力のおかげなのです。 いわゆる「ワインの涙」も同じ原理で起こります。これは、ワイングラスの縁に近いグラス内側上方部に透明な液体のリングができ、その部分に継続して液滴が形成され、...
Type: ニュース記事
2017-04-24
   将来の医療分野にとって重要なコンセプトとなるのが、「ラボ・オン・チップ(LOC)」と呼ばれる装置の開発です。「チップ」と言っても、LOCはコンピュータに内蔵されている電子チップのことではなく、血液や尿など体液を流し込む特殊なマイクロスケールの流路(マイクロ流路)が加工された小さな装置のことを指します。このマイクロ流路に取り付けられたバイオセンサーにより、例えば、...
Type: ニュース記事
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