2022-09-20
本研究のポイント: 今日、私たちが世界中で目にする生物の多様性は、大部分が突然変異によってもたらされたもの。しかし、それが生物の適応度に及ぼす影響については、まだ十分に解明されていない。 OISTの研究グループは、これまで理論的にしか説明されていなかった突然変異と進化に関する概念を、初めて実験で示した。 この概念は「中立ネットワーク」と呼ばれ、...
Type: プレスリリース
2022-08-09
神経系の特殊な細胞である神経細胞(ニューロン)は、おそらくこれまでに誕生してきた細胞の中で最も複雑な細胞といえるでしょう。人間の神経系は、膨大な量の情報を処理し、伝達することができます。しかし、このような複雑な細胞がどのように生まれたのかについては、長年議論が交わされてきました。 このほど、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、...
Type: プレスリリース
2022-05-23
本研究のポイント シロアリの仲間の中で2番目に多いレイビシロアリ科の自然史を明らかにする新しい研究成果が発表された。 主に木材の中に小さなコロニーを形成するレイビシロアリは、一般に原始的なシロアリと考えられているが、実はこの科について分かっていることはわずかである。 研究チームは、世界中で見つかった120種のシロアリのミトコンドリアゲノムを解読し、...
Type: プレスリリース
2022-04-18
共同プレスリリース(山形大学/沖縄科学技術大学院大学) 本研究のポイント シロアリの巣にはハネカクシなどのシロアリではない昆虫(好白蟻性昆虫)も住んでいる。 これまでに見つかっている全ての好白蟻性ハネカクシの情報をまとめ、そのほとんどが複雑な巣をつくるシロアリの巣に住んでいることを見つけた。 好白蟻性昆虫によるシロアリの巣への侵入を感染症に見立てて数理モデルを構築し、...
Type: プレスリリース
2022-03-22
本研究のポイント 生物の遺伝的多様性に境界面が影響を与えることはよく知られているが、細菌のような小さな生物での動態は十分に研究されてこなかった。 本研究では、理論モデルと実験を組み合わせて、遺伝子的に異なる2種類の大腸菌群がチャネル(流路)内でどのように増殖するかを詳細に調べた。 赤色と緑色に蛍光する2種類の菌株を使用することで、個体群構造を観察した。 その結果、両菌株群は、...
Type: プレスリリース
2022-01-12
本研究のポイント フィリピンのパラワン島から、ヨシノボリ属のハゼの2新種が発見されました。 パラワン島は、これまで知られていたヨシノボリ属の分布域よりずっと南に位置し、新種の発見により、ヨシノボリ属の分布の南限が更新されました。 ミトコンドリアゲノムと形態の特徴により、両種とも、ヨシノボリ属の中で最も古い系統に含まれる唯一の種と考えられていたゴクラクハゼに近縁であることが示されました...
Type: プレスリリース
2021-12-23
本研究のポイント ヘビや哺乳類の毒に含まれる毒素には、共通の起源があることが本研究で明らかになった。 本研究では、「カリクレインセリンプロテアーゼ」と呼ばれる毒素の起源をたどり、共通の祖先が持っていた唾液タンパク質をつきとめた。 また、進化系統樹により、マウスやヒトなどの哺乳類の唾液に含まれる非毒性の唾液カリクレインも、同じ祖先遺伝子から進化したことが判明した。 本研究は、...
Type: プレスリリース
2021-10-05
本研究のポイント 沖縄から2種、フィリピンのパラワン島から1種の新種のハゼ(魚類)が発見されました。 3種は、既知のヨロイボウズハゼLentipes armatusによく似ていますが、オスはそれぞれ種特有の赤い模様を持っています。 沖縄で見つかった2種は、赤色で描かれることが多い沖縄の精霊、キジムナーやブナガヤを連想させることから、それぞれキジムナーボウズハゼLentipes...
Type: プレスリリース
2021-07-02
ダンゴイカ類とミミイカダマシ類は、世界各地の海に生息する小さな海洋無脊椎動物で、研究に有用なモデル動物でもある。 ダンゴイカ類は68種、ミミイカダマシ類は5種が確認されているが、それら分化した時期は明らかになっていない。 OISTは、広島大学やアイルランド国立大学ゴールウェイ校の研究チームと共に32種のダンゴイカ類やミミイカダマシ類を採取した。 進化における各種の関係を推定するために、...
Type: プレスリリース
2021-06-01
この度、エヴァン・エコノモ教授が、2021年度のハーバード大学ラドクリフ研究所フェローに選出されました。教授は1年間、米国マサチューセッツ州ケンブリッジにおいて、類まれなアーティストや科学者、学者、実務家専門家などと共に、発見や学際的交流を通して学び合い、高め合うことになります。 沖縄科学技術大学院大学(OIST)の...
Type: プレスリリース
2021-05-25
本研究のポイント: クマノミ属の魚類は、変態の過程で特有の白い帯模様が形成されるが、本研究でクマノミ属の1種であるクラウンアネモネフィッシュの白帯の形成速度が、宿主とするイソギンチャクの種類によって異なることを発見した。 白い縞模様の形成速度に影響を与えるのは、変態において重要な役割を果たす甲状腺ホルモンである。 ハタゴイソギンチャクに生息するクラウンアネモネフィッシュは、...
Type: プレスリリース
2021-03-03
ポイント トラップ・ジョー・アントは力強く、超高速で動く大きな顎を持っているが、この大顎が先祖の単純な構造の顎からどのように進化したかを本研究で明らかにした。 トラップ型の顎を持つアリは世界中にいるが、その顎の構造は、世界各地で独立して7~10回も進化を遂げたことがわかった。 大顎の形状のわずかな変化からトラップ型機能が進化し、その後形状が多様化した...
Type: プレスリリース
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