2020-05-08
私たちの脳内にはニューロン(神経細胞)という電気配線があり、これが動作や思考、周囲の感知を可能にしています。ニューロンは迅速な情報伝達に特化し、特徴的な細長い形状をしています。ニューロンの最も長く細い部分は軸索と呼ばれ、細胞体からニューロンの先端に電気信号を伝えています。さらに軸索には分子輸送の高速道路としての第二の機能もあり、これはニューロンが正常に機能する上で重要な役割を果たしています。...
Type: ニュース記事
2020-04-24
吸入麻酔は古来より、外科手術や動物実験に広く使われています。吸入麻酔薬の作用メカニズムには諸説ありますが、意識レベルの低下をもたらす分子細胞標的は未だに解明されていません。OISTの研究者はラットの脳幹スライスと、活動中のマウスの大脳皮質から、それぞれ電気信号記録を行い、この問題に光を当てました。その結果、シナプス前末端における伝達物質放出量の減少が、...
Type: ニュース記事
2019-12-25
  沖縄科学技術大学院大学(OIST)の細胞分子シナプス機能ユニットの研究者たちは、ラットの脳幹からスライスを作成して巨大シナプス前末端「ヘルドのカリックス」を可視化し、これまで不明であった細胞骨格タンパク質の役割を明らかにしました。   最初の発見は...
Type: ニュース記事
2019-10-30
 注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、様々な症状を伴い、その原因も複雑です。メチルフェニデートと呼ばれる精神刺激薬は、ADHD治療薬として一般的に使用されており、脳の報酬系に関与する神経伝達物質であるドーパミンレベルに影響を与えます。しかしメチルフェニデートは服用が乱用される可能性があり、また、治療効果については十分にはわかっていません。  ...
Type: ニュース記事
2018-06-01
概要   沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究員らは、マウスの脳内で神経伝達物質であるセロトニンを放出する神経細胞の活動(セロトニン神経活動※1)を活性化すると、「報酬のエサを獲得できる可能性が高いが、それをいつ獲得できるかわからない」という状況下で報酬をより長く待てるようになることを見出しました。さらに数理モデルを用いたシミュレーションで、...
Type: プレスリリース
2018-05-10
  環境からの予期せぬ刺激に対し、臨機応変に行動を変化させることは生存することにおいて不可欠です。状況の変化に応じて今とっている行動を瞬時に停止する反射的な対応力は、例えば迫りくる暴走車に轢かれてしまうか、それを避けられるかを分けるほどの重大な役割があります。沖縄科学技術大学院大学(OIST)の新しい研究ではこのような対応力を調節し得る脳のメカニズムについて詳しく調べました...
Type: ニュース記事
2018-02-08
  福永泉美准教授の研究を理解するには、一杯の赤ワインとチーズがあるとわかりやすいかもしれません。 例えば、ある年のワインの味と香りをブルーチーズとカマンベールチーズと共に饗された時に比較する場面を想像してみてください。 福永准教授と研究チームは、これと似たようなことを実験室で調べています。   もちろん、研究者たちは実際にワインの試飲会に出席することはありません。...
Type: ニュース記事
2017-06-14
   神経細胞間の接点として有名な「シナプス」における情報伝達メカニズムは良く知られていますが、神経細胞の末端、つまりシナプス前末端、その内における情報輸送のしくみは、海図にない水域のような未知の領域です。シナプス前末端において、情報伝達を担う伝達物質は、シナプス小胞と呼ばれる泡状の袋につめこまれて、交通網を走りぬける自動車のように目的地に輸送されます。...
Type: ニュース記事
2017-06-03
  沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究員らは、パーキンソン病関連タンパク質α(アルファ)シヌクレインが神経細胞(ニューロン)に過剰に発現することによって生じる毒性のメカニズムを同定しました。このタンパク質はパーキンソン病の発症に関わる原因物質として知られています。  本研究により、パーキンソン病発症の仕組みを探る上で、早期治療法の開発につながる重要な基礎知見を得ました。  ...
Type: プレスリリース
2015-03-11
   沖縄科学技術大学院大学(OIST)の行動の脳機構ユニットの研究員らが、新線条体とよばれる脳構造内部の連結性を調べていたところ、ある驚くべきことに気が付きました。新線条体内では異なる細胞群の間で信号のやり取りがおこなわれている形跡がなく、これまで推測されてきた以上に機能上の相互依存性が希薄であるということがわかりました。本研究成果は米科学誌 ...
Type: ニュース記事
2014-12-19
 あらゆる運動、感覚、記憶機能に関与して、これらの生命活動を可能にしているのは、脳内のカルシウムイオンです。しかしカルシウムイオンがニューロン(神経細胞)内の標的分子に到達するスピードやそのタイミングが情報伝達に与える影響については、完全には解明されていません。沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者らは、カルシウムチャネルから小胞※...
Type: プレスリリース
2014-09-24
 この度、OISTの山本雅教授が、日本癌学会から「がん研究における優れた功績」を表彰され、吉田富三賞を受賞することに決まりました。がん研究において国内最大規模である同学会は、...
Type: ニュース記事
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