2022-09-28
細胞分裂は、生物の成長、組織の修復、繁殖を可能にするもので、生命の基盤をなすものです。細胞分裂が行われるには、まず細胞内のすべてのDNA(ゲノム)のコピーを作り出す必要があり、その過程は「DNA複製」と呼ばれています。このDNA複製は、レプリソームというタンパク質の装置によって行われますが、その動態を正確に捉えることは、これまで困難でした。 このほど、沖縄科学技術大学院大学(OIST)...
Type: プレスリリース
2022-08-31
新型コロナウイルス感染症が拡大して以来、コロナウイルス SARS-CoV-2の姿は、私たちの脳裏に焼き付いています。私たちが通常思い浮かべるコロナウイルスは、球体にスパイクがある形をしていますが、厳密に言うと、これは正確な形状ではありません。実際には、コロナウイルスの粒子は、つぶれていたり細長かったりと、さまざまな形の楕円体であることが感染組織の顕微鏡写真から明らかになっています。 このほど、...
Type: プレスリリース
2022-07-20
チンアナゴは、海の中を自由に泳ぎ回るのではなく、海底の砂地に巣穴を作り、そこでほぼ一生を過ごします。彼らほどおうち時間が好きな生き物はいないかも知れません。チンアナゴは熱帯地域のサンゴ礁周辺に最大1万匹とも言われるコロニー (生物集団)を形成して生息しており、...
Type: プレスリリース
2020-02-27
 私たちにとっては当たり前のように見える自分の足ですが、バイオメカニクスの視点で見てみると、この足は、相当困難な仕事をしてくれているのです。足の親指の付け根を使って体を押し出す時、足には体重よりも大きな力がかかり、そのため足の中央部分は湾曲します。それでも足はこの強大な力に耐える十分な強度があるためその形状を維持することができます。この度科学誌...
Type: プレスリリース
2020-01-27
  ヒトの関節内には特殊なねばっとした液体が流れており、粘液などの物質を構成しています。これらの液体にはポリマーやタンパク質のような長くて柔らかい分子が含まれており、延伸したり衝撃を吸収したりすることができます。   しかしこれまで、この不思議な液体が生体内に存在する微細な構造とどのように相互作用するのかについては、完全に理解されていませんでした。特に興味深い構造は、...
Type: ニュース記事
2019-01-29
  動物の行動を研究する科学者にとって、最もシンプルな神経回路をもつ線虫であっても、その行動を理解するのは大変困難な作業です。這いまわる虫、群がる鳥、歩行する人間の動きは、刻一刻と変化し、全てを裸眼で捉えることは不可能です。しかしこの度、沖縄科学技術大学院大学(OIST)とアムステルダム自由大学の研究者らは、この動的なふるまいを、理解可能な動きの集合体ごとに解析する方法を開発しました...
Type: ニュース記事
2018-08-15
  果てしなく続いてきた人類と細菌との戦いの中で、薬剤研究に役立つ道具を開発することは重要であり、これらの道具によって人類はこの戦いを優位に進めてきました。   近年では、細菌が持つ抗生物質へ薬剤耐性が重大な危機につながる問題として注目されています。その理由は、細菌が薬剤耐性を持つと従来の細菌対策の有効性が失われ、...
Type: ニュース記事
2018-07-17
   私たち人間を含む多細胞生物のDNAの大部分は細胞の核内に折りたたまれて格納されています。しかし、ごくわずかではありますが、ミトコンドリアと呼ばれる、細胞に必要なエネルギーを産出し、細胞内の様々な代謝を調整する細胞内小器官の中にも収められています。   核内DNAが両親からの遺伝情報を受け継ぐのとは異なり、ミトコンドリアにあるDNA(mtDNA)...
Type: ニュース記事
2013-03-12
スティーブンズ准教授は、体長1 mmほどの透明な虫、線虫(C. elegans)の行動パターンについて研究しています。同准教授は、プリンストン大学の研究仲間と共に、C. elegansの動きの高分解能ビデオを直接解析し、線虫が動くときに体をくねらせる形はすべて、基本的に4つのプロトタイプとなる形の組み合わせによって説明できることを発見しました。また、これらのプロトタイプ形状を用いて、...
Type: ビデオ
2013-03-12
 これまで物理学者たちは長きにわたり物質およびエネルギーの本質や特性を巨大な宇宙規模と極微の陽子規模で説明することのできる普遍の法則を探し求めてきました。しかし、比較的最近まで、DNAの構造や人間の思考の本質のような複雑な生物系は未踏の領域でした。  OISTに新たに立ちあがった理論生物物理ユニット...
Type: ニュース記事
2012-06-06
ヒト乳頭腫ウイルスの構造図  マティアス・ウォルフ准教授は、薬剤師になるはずでした。本人によると、「生命の本質的な特性の方により関心があった」にもかかわらず、大学では薬理学を勉強したそうです。しかし、...
Type: ニュース記事
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