2020-01-25
 水道の蛇口から出る流水は、パイプを通る過程の複雑な旅路を物語ってくれます。水が高速に蛇口から出る時、水の流れは乱れ、無秩序で、海の波が衝突しているように見えます。  蛇口からの層流(低速で一定で規則的な流れ)に比べ、乱流については科学的にほとんど解明されていません。層流がどのように乱流になるかについては、さらに知られていません。流体が中くらいの速度で移動するときには、...
Type: プレスリリース
2020-01-16
  「トポロジストにはドーナツとコーヒーのマグカップを区別できない」というジョークは、言い古されたトポロジーの世界のジョークです。トポロジーとは、図形を曲げたり伸ばしたり、変形したりする時に保たれる幾何学的特性に関する数学の一分野です。OIST応用トポロジー・ユニット...
Type: ニュース記事
2020-01-10
 日本では19世紀後半から真珠養殖が盛んに行われ、美しい真珠を広く養殖・商品化できるようになりました。一方、遺伝学的、進化論的な観点では、真珠の母貝であるアコヤガイ(Pinctada fucata)について、これまでほとんど理解されてきませんでした。沖縄科学技術大学院大学(OIST)マリンゲノミックスユニット...
Type: プレスリリース
2020-01-09
 食品サンプル中の有害な病原体など、物質中の生体物質を光を利用して検出するバイオセンサーを沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者らが開発しました。  現在標準的に用いられるバイオセンサーは、感度及び精度の面で限界があります。個々の分子ではなく、分子が集積した効果しか検出できません。しかし本研究チームが[1] 開発した装置は、標準の280倍も高い感度があります。  OIST...
Type: ニュース記事
2020-01-08
     2017年、沖縄美ら島財団によって沖縄県恩納村瀬良垣沖の東シナ海で行われた調査中に、意外な魚が発見されました。水深214メートルの海底から無人探査機ROVを使って採集された鮮やかな黄色をしたこの小さな魚は、これまで日本で見つかっていなかったハゼ類の1種(学名Larsonella pumilus)であることが確認されました。本種は、...
Type: ニュース記事
2019-12-20
  オオハシからハチドリまで、鳥が様々な形状やサイズのくちばしをもっているのは、鳥が進化していることを如実に物語っています。    くちばしは、鳥にとって、餌を食べたり、体温を調節したり、さえずることを可能にしていますが、鳥が生存するために必要なこうした機能は、くちばしの長さや大きさを決定することに関わってきます。従来のほとんどの進化研究は、...
Type: ニュース記事
2019-12-11
「頭足類は地球上で最初の知的な生き物だったのです。」      分子遺伝学者であり、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の創設者の一人であるシドニー・ブレナー博士のこの言葉は、コウイカやタコ、ツツイカなど頭足類に対する科学的関心の急速な高まりを示しています。頭足類の発達した神経系と複雑な行動が注目されていますが、その多くは未だ謎に包まれています。...
Type: プレスリリース
2019-11-25
 ペロブスカイトと呼ばれる汎用性の高い化合物は、次世代の太陽エネルギー技術への応用が期待されています。しかしペロブスカイトを用いた素子は効率が良く比較的安価であるにもかかわらず、まだ完成された技術ではありません。というのも、原子レベルでの構造的欠陥が生じることが多いからです。  OISTエ...
Type: ニュース記事
2019-10-30
 注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、様々な症状を伴い、その原因も複雑です。メチルフェニデートと呼ばれる精神刺激薬は、ADHD治療薬として一般的に使用されており、脳の報酬系に関与する神経伝達物質であるドーパミンレベルに影響を与えます。しかしメチルフェニデートは服用が乱用される可能性があり、また、治療効果については十分にはわかっていません。  ...
Type: ニュース記事
2019-10-21
 認知科学者は、コンピュータのシミュレーションにより人間の脳内の働きをモデル化していますが、現行のモデルの多くは本質的な部分に誤りが生じがちでした。  このほど、沖縄科学技術大学院大学(OIST)認知脳ロボティクス研究ユニットの研究者らが、...
Type: ニュース記事
2019-10-01
 ミツバチの大量死(蜂群崩壊症候群)は地球環境やグローバル経済、世界の食料安全保障に深刻な影響を与えます。大量死の原因の一つはミツバチに寄生するバロアダニで、体長わずか数ミリのこのダニが、ミツバチのコロニーに潜入しウイルスを媒介します。しかしバロアダニの生態については、これまでほとんどわかっていませんでした。  沖縄科学技術大学院大学(OIST)生態・進化学ユニットの研究者たちは、この度、...
Type: ニュース記事
2019-09-18
    太陽光は、化石燃料に代わる再生可能エネルギーとして有望なエネルギー源です。しかし太陽光を使って発電することは大変複雑なことで、さらに雲の量や、時間の移り変わり、空気中の粉塵など常に変動する要因による影響を受けます。     沖縄科学技術大学院大学(OIST)のマヘッシュ・バンディ准教授は、...
Type: ニュース記事
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