神経発生ユニット 研究員(ポストドクトラルスカラー/スタッフサイエンティスト)
OIST神経発生ユニットでは、ゼブラフィッシュをモデル動物に用いて、脊椎動物の網膜分化、特に、神経細胞分化と神経回路形成について研究しています。また、視細胞の変性や再生のメカニズムについても研究しています。これらの研究を通じて、多細胞生物の発生を担う新規のコンセプトを明らかにするとともに、ヒトの網膜疾患における病態メカニズム解明への貢献を目指しています。
(研究室ホームページ https://groups.oist.jp/ja/dnu)
沖縄科学技術大学院大学は、世界の科学技術の発展に貢献し、沖縄でのイノベーションの拠点となるために2011年に設立されました。5年一貫制の博士課程教育を提供し、国を超えて、分野を超えて、優れた研究者が共同で、最先端の科学研究を行っています。
85 ヘクタールの敷地に広がる大自然の中に設立され、美しい海岸とサンゴ礁を見下ろす場所に位置します。キャンパスは建築学的観点から見ても印象的なこだわりが施され、その自然の中にある大学施設を際立たせています。学部の壁を作らないことで、学際的な研究成果を生み出せる環境を提供し、また学内の誰もが、最高水準のリソースへのアクセスと研究機器の利用が可能で、共同研究に生かせるような仕組みを整えています。
学内では英語を公用語とし、50 ヵ国以上から集まる研究者コミュニティは真の国際性を保持しています。OISTは科学技術の革新、そして沖縄の経済発展の原動力となるイノベーション創出に取り組んでいます。
本募集では、ゼブラフィッシュを用いて、以下の研究プロジェクトのいずれかに携わる研究員を募集します。
- 網膜神経細胞分化と神経回路形成のメカニズム
- 視細胞をモデルにした神経変性と再生のメカニズム
- ミクログリアの神経変性と再生における役割
細胞生物学もしくは発生生物学に精通し、医学の発展にも貢献したいという気概のある研究者の応募を期待します。
(参考文献)
Nishiwaki, Y. and Masai, I. (2020) Sci. Rep. 17379. doi: 10.1038/s41598-020-74360-x.
Ranawat, N. and Masai, I. (2021) eLife 10:e70550. Doi: 10.7455/eLife.70550.
Ahmed, M., Kojima, Y., and Masai, I (2022) eLife 11:e74650. Doi: 10.7455/eLife.74650.
Babu, S., Takeuchi, Y., and Masai, I (2022) eLife 11:e74611. Doi: 10.7455/eLife.74611.
(必須)
大学院博士課程修了。採用時に博士号取得後5年以内であること。
(尚可)
遺伝学、組織学と分子生物学の知識と経験があることが望ましい。
本学園の規程に基づき経験・能力に応じて支給する
(本給、通勤手当、住居手当)
待遇:
- 赴任手当、住宅手当、通勤手当
- 年次有給休暇、夏季休暇、
- 私学共済 (http://www.shigakukyosai.jp/)
- 履歴書 (写真貼付)
- 業績リスト (論文・学会発表)
- 現在までに携わった研究内容、および当研究室を志望する動機 (A4用紙 2-3枚程度)
- 応募者の所見を求めることができる研究者(指導教官が望ましい)2名の電子メールアドレスを含む連絡先
※ 採用情報を最初にどこでご覧になったか記載してください。
※ 本学では勤務開始前にバックグラウンドチェックを行います。
内々定の受諾後、以前の勤務先情報や学歴を含むいくつかの個人情報を本学の業務代行会社へ提出いただきます。
- 沖縄科学技術大学院大学(OIST)では、ポジティブ・アクション(積極的改善措置)を採用しており、教員、学生及び職員の多様性を尊重しています。女性及びマイノリティの方々からの応募を歓迎いたします。
- 応募書類は機密情報扱いとし、応募書類は返却されません。応募者には必ず選考結果を通知いたします。
- 兼業に関しましては本学園の方針をご確認ください。(https://groups.oist.jp/ja/acd/information-disclosure/)
- 詳細は本学園のホームページ参照(http://www.oist.jp/)
常勤、3ヶ月の試用期間を含む1年間の任期制雇用(上限5年間の更新あり)。
勤務時間: 9:00-17:30 (裁量制)