1.3.1 オープンな研究環境

本学の中心的な機能である指導、修得、研究、発表は、調査・探求、思考、表現、学問のための諸活動、平和的な集会についての自由が全面的なサポートを受け、完全に保護される環境の下ではじめて可能となるものです。そのため、学内において、できるだけ幅広い考え方が表現されるよう奨励することが本学の基本方針です。
オープンで自由な意見の交換を支援するため、本学は方針として、多様性に富む集団が多くの優れた資質を持つ人々によって形成され、そのような多様性の下で研究事業が営まれることを推奨します。学長が特例として認めた例外的な状況を除き、本学の研究への参加は、それに必要な資質さえ有していれば、市民権や国籍、民族性によって制限を受けることはありません。同様に、本学の研究に参加する者は、市民権や国籍、民族性によって、研究の核心的な部分へのアクセスが拒否されることもありません。
さらに、本学の研究は、その成果を世界中の科学コミュニティーに普及することを意図するものです。このため、公表に制限が課されるのは、ピア・レビュー(査読)や特許性の審査などのために、契約や法令に基づき、発表や公開が一時的に制限される場合に限られます。