OIST学長兼理事長ピーター・グルース、2期目の任期短縮を選択

OIST学長兼理事長ピーター・グルース博士は、2022年末をもって退任することとなりました。

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の学長兼理事長であるピーター・グルース博士は、本年末をもって退任することを本日付けで発表しました。5年間の任期を終えたグルース博士は、OISTの理事会と再任について協議を続けてきました。理事会としては、2期目も全期間での就任を提案していましたが、博士は、2022年12月31日までの1年間、OISTの学長兼理事長として再任することを受諾しました。

この5年間、OISTは多くの成果を成し遂げましたが、大学が想定する規模や戦略計画の財政的裏付けについては課題もありました。OISTの長期ビジョンに対するグルース博士の信念に変わりはありません。OISTは、引き続き政府の支援を確保すべく働きかけ、クリティカル・マスである教員300人を実現するために必要な勢いを維持しなければなりません。このような任務は、OISTの将来とビジョンを確実にするための10年単位の展望を描ける人物が担うことが最善です。

グルース博士は、今後の人生において、このような長期にわたる任務に携わることはできないと判断しました。この決定を受け、理事会運営規則に従い、チェリー・マレイ理事会議長及び理事長・学長任命委員会は早急に次期学長採用活動を開始します。

グルース博士は、2022年12月以降もアドバイザーとしての立場で、現在「ノースキャンパス」として構想されているイノベーションパークの開発に焦点を当ててOISTの活動に貢献していく予定です。

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