こどもかがく教室2016

子どもたちの笑顔は好奇心に満ちあふれ、夏休みの最後に素敵な経験が出来たことを物語っていました。

 8月22日〜26日にかけて、恩納村・OISTこどもかがく教室が恩納村ふれあい体験学習センターで開催されました。子どもたちの笑顔は好奇心に満ちあふれ、、夏休みの最後に素敵な経験が出来たことを物語っていました。今年で7年目を迎えた本イベントは110名以上の幼児から中学生が参加し、今までの参加者は総勢600名を超えました。恩納村の教職員や保護者からなるボランティアスタッフ、OIST研究員やスタッフにも支えられ、この教室は成功をおさめることが出来ました。一昨年から県内の大学よりインターン生を受け入れ、今年は琉球大学から6名、沖縄キリスト教学院大学・ 短期大学から2名に加えて、県立球陽高校から2名の、計10名がプログラムの進行を手伝いました。沖縄で学ぶ学生間の交流の機会ともなっています。 

Child making bubbles
こどもかがく教室2016:未就学児(4~6歳)クラス しゃぼんだまをつくろう

Child and teacher looking at animals at low tide
こどもかがく教室2016:小学1・2年生クラス うみのいきものをさがしてみよう

 本イベントでは、海の生き物の観察、化石の発掘やビデオゲームのプログラミングといった様々な活動が6つのクラスに分かれて行われました。いずれのクラスでも子どもたちはとても楽しみ、積極的に質問をしていました。小学3・4年生クラスに参加した大城尚也くんは、「今年ビオスの丘に行って、色んな生物を見たりして楽しかった。」と笑顔で感想を述べてくれました 。

Child collecting ants from a tree
こどもかがく教室2016:小学1・2・3年生クラス ありのひみつ: ありの学校?! (採集)

Child inspecting ants
こどもかがく教室2016:小学1・2・3年生 ありのひみつ: ありの学校?! (観察)

 小学1・2年生クラスでは、様々な魚、クラゲやモズクについて学びました。小学1・2・3年生クラスの”ありのひみつ”では子どもたち自らアリを採集し、顕微鏡で覗きました。小学5・6年生クラスの”電子回路であそぼう”では本格的な基板を使い、電気について学び、発光ダイオード(LED)を組み立てました。3年連続で参加した中学生の久場悠誠くんは、「色んなことを学べて、身近なことをたくさん知れて、将来につながることもあったので良かったし、楽しかった。」とコメントしました。

Students and teacher outdoors using a grid
こどもかがく教室2016:小学3・4年生クラス 庭にあるひみつ

Student with electronic bread board
こどもかがく教室2016:小学5・6年生 電子回路であそぼう

 こどもかがく教室を恩納村とともに企画・運営したOIST地域連携セクションリーダーの照屋友彦さんは、「年々参加者が増えるのに伴い外国人の研究員が講師を担当するクラスも増え、科学を勉強するに加え英語で学べる貴重な機会となっています。今後もより楽しく学べる教室を続けていきたいです。」と語っています。今回の教室は全体の4割が通訳を介して、英語で行われました。

こどもかがく教室2016:中学生クラス ゲームをつくろう!
こどもかがく教室2016:中学生クラス ゲームをつくろう!

 こどもかがく教室からいつの日か、世界で活躍する科学者が生まれることでしょう。

広報・取材に関するお問い合わせ:media@oist.jp

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